太りはじめた時に気をつけたい「インスリン抵抗」について

インスリンとは、

細胞膜についている回転ドアを開けてブドウ糖を細胞内に取りいれる係を担っているホルモン

のことです。

このホルモンが膵臓から分泌されるからこそ血糖値の調整ができるとか、細胞内でエネルギーが作られるとか、脂肪に変換される前に無駄な糖をうまく使い切ることが出来たりするようです。




ところがこのインスリン。

なんと太りはじめると効きが悪くなることがあるそうです。




そのことを「インスリン抵抗が高い」と言うそうなのですが、そうなってしまうと

血中に糖がだぶつき始め、
だぶついた余分な糖は脂肪に変換されてさらに太りやすくなり、
おまけに食欲中枢が刺激されていくらで食べたい欲求にかられるようになってしまう

のだそうで、ちょっと食べただけでも太ってしまう人や、食べても食べても満足できない人というのは、その根底にインスリン抵抗が高くなってしまっていることが原因として隠れているということです。

ですから痩せやすい体質を作りたいとか、最近太りはじめましたとか、いくらでも甘いものが食べたくなってしまうという人はインスリンが効きやすい体に戻すことがとても重要で、そのことを抜きに体型を維持したり健全な食欲を取り戻すことは難しいということです。





ではどうすればそのインスリン抵抗を低くして、インスリンが効きやすい体に戻せるか?




なのですが、ポイントとしては

①動物性食品に含まれている飽和脂肪酸を摂り過ぎない
(つまり脂身の部分を食べないようにということですね)

②オメガ3脂肪酸をしっかり摂る
(海中動植物食品・緑黄色野菜・亜麻仁油などに多く含まれる)

③ストレスの緩和

④必須ミネラルクロムの不足を改善する

というこれら4項目をどう満たせるかということにかかっているそうです。



ですから「最近太りやすくなったなあ~」とか「食欲が止まらない」と感じられているような方はこの4項目について自分なりにチェックを行ってみて、満たされていない項目については改善の努力を行われてみると良いと思います。

そうすればあくまで理論上ではありますが、おおよそ2年くらいで理想に近い状態にまでたどり着くことも可能ということです。




またこのインスリン抵抗についてはダイエットだけでなく、糖尿病の改善にも必要な知識であり、また役立つ情報でもあると思います。



糖尿病は予備軍も含め二人に一人が患っていると言われるくらいの国民病

になってしまいましたから、このインスリン抵抗の話はどなたにも必須の知識になりました。



ですので非常に簡単に書いただけのものではありますが、内容はぜひ頭の中に入れておいていただけたらと思います。

きっとどこかで役に立つはずですから。



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