脂質が不足しても血管(筋肉)は壊れやすくなるようです

先日書いたブログ

ギックリ腰を引き起こす意外な要因について

で紹介しましたが、水を飲む量が少ないと、肌だけでなく筋肉もカサカサになり、その結果柔軟性がなく壊れやすい筋肉になってしまいます。



さらに大事なことは「血管も筋肉の一種」になりますから、水を飲む量が少ないとやはり血管もカサカサになって柔軟性が失われますし壊れやすくもなってしまいます。

ですから脳血管疾患や心疾患といった病気の根本原因には、水分摂取量の不足があるかもしれないってわけで、たかが水とは言え、水を飲まなきゃそれで引き起こされるかもしれない不具合というのは、実は結構怖いものが多いですよって事なんです。



だから水を飲むってホントに大事な訳ですが、ですがこうした問題を引き起こす要因はなにも水分摂取量の不足だけとは限りません。

他にももう一つ大きなものがあります。




それが表題にも書いた良質の脂(油)の摂取不足です。




というのも脂(油)は細胞膜の原材料になるので、

脂質が細胞を覆ってくれることによって細胞内に溜め込まれた水分を逃がさないようにしてくれていたり、あるいは細胞の弾力などにも関係している

ことから、血管(筋肉)をカサカサにしないとか柔軟性を維持するために必要な栄養素になります。

ですから特に血管系における病気や不具合の予防はもちろん、肌の潤いや運動機能維持などのためにも脂質を不足させないことが凄く大事なのですが、

●歳をとると肉や魚を食べる量が減ったり、

●動物性脂質は摂らないほうが良いといったような情報を信じて肉や魚を食べなくなっている人も多い

ので、脂質が不足している人もそれに応じて増えているように思います。



だけどそれは決して良いことではありません。

脂質があまりに不足し過ぎていると、それこそ

「ちょっとした血圧の上昇だけで血管が裂ける」

なんてことだって可能性としては出てきますから、やはり肉や魚も体の状況に応じて必要量をしっかり食べることも大切です。

動物性の脂質だって健康にとっては重要な栄養素ですから。




ところで僕自身は子供の頃から体が非常に硬く、どんなに柔軟運動を行っても全く体が柔らかくならないので、

もしかしたら生まれながらにして良質の脂(油)が僕は不足しているのかなあ!?

と思ったりします。

冬場の手のカサカサ度合いも尋常じゃないレベルで酷かったですからね。



なので僕のような人の場合は、普通の人の何倍も良質の脂質が必要なのかもしれません。

だけどそんな感じでちょっとした不具合を出すことによって、体は色んなことを発信してくれているのだと思います。

そういうサインを見逃さず、ちゃんと受け止めれるようにすることも大事じゃないでしょうか。




それにしても一見真逆の性質がある水と脂(油)ですが、同じような役割を別の角度から互いに補い合っているところが面白いですね。

全く相反するものかと思っていましたが、二つ揃って一つの役割が完成されるところにとても感心させられます。