ギックリ腰を引き起こす意外な要因について

身内の者がぎっくり腰になりました。

それで急遽病院だか接骨院に駆け込んで応急処置をしてもらったようなのですが、そこでお世話になった先生というのがとっても良い人だったみたいで

やっぱり寒くなってきたからぎっくり腰になったんでしょうか?

と聞くと

それもいくらか原因にはなってると思うけど、あなたの場合は水分摂取量が少なすぎるからだよ

と言ってもらったみたいです。



僕はこのアドバイスがとても素晴らしい内容だと思っていてとても感激したのですが、

理屈的に言うと

水分摂取量が少なくなると筋肉が保持している水分量も減ってしまい、乾燥しきった筋肉は柔軟性が失われ、カチカチの筋肉になってしまうためぎっくり腰になりやすい

という理由があって、実際当人は夏場でもすらもあまり水分を取らない上に、冬場になるともうほぼ飲まないくらいの摂取量になってしまっていましたから、体内の水分量が全然足りてないだろうなってことは間違いなくて、そこにこのアドバイスですから先生凄い!!

お陰で僕が何度言ってもあんまり水を飲まなかった人がぎっくり腰を治すために意識して頑張って飲んでます笑笑



ほんのちょっとしたことなのですが、こういう所にこそ病気や不具合の原因って隠れているものだと思うので、そうした地味な努力こそ頑張って続けて欲しいものです。

長く続けることが出来れば、ちょっとずつ良い効果を感じられるようになると思いますからね。






ところでちょっと余談のお話になるのですが、「血管も筋肉」だという事を一緒に覚えておくことをお勧めします。



何故なら

血管は平滑筋という無意識(自律神経あるいはホメオスタシス)によって動かされている種類の筋肉になりますから、

水分摂取量が減って筋肉の柔軟性が奪われるという事は血管の柔軟性も失われるという事になり、

それはつまり血管が破損しやすくなる

という事でもあるからす。



加えて水分摂取量が少なくなるということは、

血がドロドロになるという事でもあり、

血がドロドロになると血圧が急上昇し、血管に大きな負担がかかるという事にもつながるわけですから、

なぜ冬場に心臓の病気や脳血管の不具合が起きやすくなるのかということも、理屈的に考えてみればその背景に、実は水分摂取量の低下が大きくかかわっている可能性があった

とこういう事にもなってくるんです。

ですから水分摂取量はホントに重要で、意識して摂っていかなくてはいけないものなんです。



たったそれだけの事でも、もしかしたらギックリ腰のようにまだ比較的マシな不具合から、心臓疾患や脳血管疾患といった重篤な病気の予防まで行えるかもしれないですからね。

水が筋肉や血管に与える影響というのはそれほど大きいってことです。



そういうことが分かってくると「たかが水」とは言え「されど水」だなあと思えてきませんか。

ということで水はしっかり飲みましょう。