植物って農薬を解毒分解してるみたいです だから野菜から農薬って検出されないこともあるそうですよ

前回記事でお茶飲むというのは血液を補充するのと同じことですよ的な話を書きましたが、人によっては「でもお茶って農薬いっぱいかかってるからダメなんじゃない!?」と思われた意識の高い方もおられるのではないでしょうか。



確かに農薬は気になるところですよね。

いくら理論上お茶が体にとって良い面があるとはいっても、デメリットも多ければ安易に飲もうという気にはなれないと思います。



少なくとも僕はそうですからちょっとは安心してお茶を飲んでもらったり野菜を食べていただけるよう、今回は「じつは農薬って植物が分解してますよ」っていう話をしてみようと思います。





これはすでにアメリカの研究で判明していることのようですが、植物にも当然解毒分解の機能というものが備わっていますから、例えば野菜にちょっとくらいの農薬をかけたところで植物がちゃんと分解して毒性を消してくれているそうです。

ですからよほど大量に農薬を使用された野菜でもない限り、野菜を食べて農薬の害を受けるという事は考えにくいのだそうです。




これは農薬の毒性を気にされる方にとってはちょっとした朗報ではないでしょうか。




「絶対大丈夫」というわけではないにしても、一般的に思われているほど農薬による直接の害というのは、食事を摂ることからではないだろうということです。

ですからお茶にしても、基本的にはお茶自身が農薬を分解してくれているはずですから、全く農薬が残ってないとは言い切れないまでも、「ほとんど検出されないレベル」まで低減はしてくれているではないかと思われます。



とにかくかけた量がそのまま全量お茶っ葉に残っているという事は無いでしょうね。

それだけでもお茶を飲むうえでちょっと安心感が出るというものです。






ただ一方で、農薬には意外なデメリットというものも存在しています。

それが「植物の中にある毒性物質を分解する酵素を消費させてしまう」というものです。



この酵素の名前はど忘れしましたが、とにかく

植物には毒性を分解する酵素がちゃんと備わっていて、それを食事などで摂ることによって人間もあらゆる毒素から身を守りやすくなっている

ようなのですが、

農薬を使って育てられた野菜や果物にはその酵素が残っておらず、ついでにビタミンなどの栄養素も毒素の分解に無駄に使用されてしまうため、栄養価も低くなってしまっています。




ですから農薬を使用した野菜や果物っていうのは出がらしみたいなもので、健康の維持・増進にはあまり役に立たないだろうと考えられてもいます。

そういえば現代人に多いアレルギーって、体内の毒性物質に対して免疫が駆除しに行った際に起きてしまう炎症反応なわけですから、もしかして野菜や果物にそうした毒性分解に必要な栄養素がなくなってしまっていることが、その炎症反応を長引かせ、アレルギー体質の人を作り出している大きな原因なのかもしれませんね。

いやきっとそれはあるでしょう。




思ったほど害はないかもしれないけどメリットも生まれない・・・・・。

それが農薬ってやつなのかもしれません。




ですから結局のところは農薬の使用は出来る限り減らしたほうが良いですし、理想としてはやはり無農薬が良いという事になります。

害虫や病気の問題もあって完全にゼロにするのは現実的にはとても難しい事のようですが、理想を追求する農家さんにはどんどん増えて欲しいと思います。






ところで話は変わりますが、僕はソニアの台所用洗剤キッチンを使って必ず野菜や果物の農薬除去を行っています。

それどころか魚介類なども洗っているくらいです。

「でも植物が農薬を分解してくれるのだから、わざわざ洗剤で農薬除去をすることもないんじゃないですか?」

とこう思われる方もおられるかもしれません。



ですが先にも述べたように、あまりに大量に農薬が使用されていた場合は植物の内部にも農薬は残留してしまうようですし、また出荷直前に野菜や果物の表面に農薬をかけられてしまうとそれが分解されずに残ってしまっている可能性は十分に考えられます。

また魚介類に関しても、海の中は油汚れもあるわけで、その油汚れは水洗いでは簡単に除去できませんし、更にはその油汚れの中に菌やウィルスなどがいる可能性も否定できません。



なので絶対キッチンで洗うようにしています。



そうするとこれは個人的な感覚なので間違っている可能性もありますが、野菜から変な苦みが取れたり、魚介類の嫌な生臭さと味がなくなり、新鮮味が増しているように感じていて、

「その苦みがもしかしてちょびっと残留してた農薬?」

と思ったり、

「生臭さや嫌な味っていうのが魚に付着している油汚れなのだろうか?」

と邪推したりしています。



無農薬の食材を手に入れるのが理想ではありますが、田舎に住んでる僕でさえそうした食材って手に入れるのがとても難しいですからね。

食材に含まれる解毒に役立つ栄養素の補給は出来ないまでも、残ってるかもしれない農薬の除去はちゃんとしておいた方が賢明だろうと思ってやってます。



こういう事って最初はとても面倒に感じがちなのですが、続けていくと食材の味が向上することもあって「洗剤で洗わない方が気持ち悪い」という感覚に変わっていきます。

そこまでいくと手間に感じなくなるのが不思議なところです。



こういう努力はどなたもやってみた方が良いと思いますよ。