醍醐味の醍醐とは「究極の○○食品」のことだった!?

最上の
深い 
真髄

などを意味する醍醐味という言葉ですが、その醍醐っていったい何のか?



後醍醐天皇と何か関りでもあるの?

くらいしか想像のつかない言葉だと思いますが、これ調べてみると意外や意外。




じつは発酵食品のことなんです。






古い文献によれば

奈良~平安時代にかけて存在していた究極の発酵食品

のことであり、



原始仏教における「大般涅槃経」という経典の中にも

「牛乳の最も発酵が進んだ段階であり、非常に美味しく、しかも病気を遠ざけるような大変優れた健康食品」

という記述が残っているそうです。



発酵食品というのは、昔から大変優れた食べ物としてきちんと認識され続けてきたんですね。

それをずーっと伝承し続けてきた日本の食文化の素晴らしさも少し垣間見れたりします。






しかし、少し気になる部分もあるのではないでしょうか?



どこが?

というと、醍醐が単なる発酵食品という表現ではなく、「究極の」という言葉がわざわざつけられている点です。




それって「普通の発酵食品ではない」ということになるわけで、じゃあ普通じゃないってどういうことなんだ?ってことなのですが、


これは醗酵や腸内細菌について専門的に研究されている方々が異口同音に

乳酸菌酵母分泌物と呼ばれる物質のことではないだろうか?

と言われています。




乳酸菌酵母分泌物とは、乳酸菌や酵母菌そのものではなく、乳酸菌や酵母菌が分泌している代謝物のことで、

生きた乳酸菌や酵母菌を摂取するよりもはるかに腸内環境の改善に役立つ物質

として知られていて、




この研究を行っておられた小牧久時博士(注)が発明されたそれこそ究極の乳酸菌醗酵生産物質「小牧原液」はノーベル賞受賞候補に正式にノミネートされたこともあるほどで、

この世界では唯一科学的根拠を有した物質として現代でも認められたもの

になります。

つまり本当にとてつもなくすんげー醗酵食品なんですね。




そして、ラットでの実験とはいえ

●急性肝機能障害からの回復

●血漿コレステロール増加抑制作用

●がん細胞の増殖抑制作用

●病原菌の増加抑制作用

●糖尿病の回復促進作用

●アレルギー疾患の症状改善作用

などが確認されていて、健康増進や病気・不具合の回復に大きな期待を持てる物質であることが認められているわけですから、そんじょそこらの乳酸菌(例えば最近有名な荒れとか)や酵母菌などとはわけが違うんです。



そんなこともあって、醍醐=乳酸菌酵母分泌分のことだろうと言われているというわけです。

この説でほぼ間違いはないんじゃないでしょうか。






それにしても昔の人ってほんとに凄いですね。

科学技術が全くなかった奈良~平安時代に、発酵食品に秘められた可能性や価値が認められていたからこそ醍醐味という言葉が生まれたのでしょうから、昔の人の知恵や洞察力には驚かされるばかりです。



そして現代人はいろんな健康な食を探し求めて研究し続けているというのに、けっきょくその研究者たちが行き着く先がはるか昔に「素晴らしい」と讃えられていたものになってしまうのだから、歴史は繰り返されるというか元に戻るというか・・・・・・・・・・。

「そういうことになっちゃうのかな」

と思ったりしてしまいます。




こうした話は内科専門医であり、「腸こそが健康の根底にある」と考えられている趙康明先生が書かれた胃・腸内革命や、



長崎で麻酔の専門医として活躍され、「考根論」といって「人間の腸は体の根っこ。病気になるのも治るのも腸の力が支配する」という独自の考えをお持ちの田中保郎先生が書かれた腸内フローラが生み出す究極の健康物質「醍醐(第五段階発酵物質)」とは?に詳しく書かれています。



腸内環境や腸の重要性に興味のある方はぜひ読まれてみるといいですね。
生きた菌や2~3種類の菌に焦点を当てた健康論がいかにバカバカしいものであるかがよく分かりますし、醍醐(乳酸菌酵母分泌物)や醗酵食品の素晴らしさにより気づくことができると思います。



(注)小牧久時博士と『小牧原液』
「英国文化功労勲章、大津市特別賞受賞、国際地球環境大学名誉総長」松下電工(株)創設者である故松下幸之助氏が、小牧博士を松下電工の本社顧問(松下電工内に生物農業研究所を設立)として迎え入れ、研究を依頼したのが始まりです。

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