ちばこくほが骨粗鬆症の予防に関する案内を行っています。
いかにカルシウムを効率よく摂取するかということをポイントにしてまとめられているのですが、それが非常に良い内容なので簡単にご紹介してみます。
カルシウムは年齢とともに必ず不足していく栄養素になりますから、その対策にご活用ください。
■カルシウムだけ摂っても吸収されない
ちばこくほ作成の骨量グラフを見ればわかりますが、20歳を過ぎた辺りから骨量が減り始め、60歳を過ぎた辺りになると20歳の頃の半分もないくらいにまで骨量は減少してしまいます。特に女性の減少量は著しいものがあるのですが、それを補うために意識してカルシウムをたくさん摂取される方がおられます。ところがカルシウムは、カルシウム単体で摂っても殆ど吸収されないという問題があることを知っている人はあまり多くありません。
■「カルシウムの吸収効率を高める栄養素」というものがあります
そこで重要になってくるのが「カルシウムの吸収を助ける栄養素も一緒に摂る」ということです。具体的にはビタミンⅮ・マグネシウム・ビタミンK・タンパク質の四種類です。この四種類を合わせてしっかり摂れるかどうかで、カルシウムの吸収効率は大きく変わると言われています。
■カルシウムとマグネシウムは2:1の割合で摂るのが理想的
その中でとくに有名なのがカルシウムとマグネシウムの理想的な摂取比率です。2対1の割合で摂ることが理想的であり基本になるとされています。ですからドラッグストアなどで見かけるカルシウムとマグネシウムのサプリメントでさえ、2対1の割合で配合されているものが多いです。
■タンパク質の摂取も非常に重要
カルシウムに限らず、ミネラルの吸収に必要なのが肉や魚などに含まれるタンパク質です。タンパク質を分解したアミノ酸という栄養素がなければミネラルが吸収できないからです。このアミノ酸がミネラルの周囲をコーティングすることによってはじめて吸収が可能になるそうです。
ちばこくほのチラシの右下部分を見れば肉や魚などの高タンパク食材の摂取の必要性についても記載がありますから、その部分もよく読んで年齢を重ねてもタンパク質の摂取もしっかり行うことを心がけられることが重要だと思います。
■これらの栄養素をしっかり摂取したうえでカルシウムの補給も行うことが骨粗鬆症の予防に繋がります
他にも太陽を浴びてビタミンⅮを体内生産することであったり、ビタミンK(緑葉野菜、海藻類、緑茶、植物油などに含まれる) の摂取を心がけることも必要で、その上でカルシムを多く含む食べ物の摂取もきっちり行うことが出来ると、「カルシウム不足」「骨量低下」の改善の可能性がみられるようになります。
そしてこれもちばこくほのチラシにも記載されていることですが、カルシウムは日頃から貯金をすることが重要で、骨量がまだまだあるうちからしっかり摂取しておくことがより確実な予防へと繋がっていきます。残念ながら骨粗鬆症になってから慌ててカルシウム不足を補おうとしても必要量を満たすことは非常に難しくなってしまうので、問題が表面化していないなるべく若い内からしっかりとしたカルシウム摂取を心がけておくことが、骨粗鬆症を予防する一番の方法となります。
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カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛