植物由来洗剤って自然循環を利用できるところが素晴らしいんです

洗剤には大きく二種類。

石油由来の原材料で作られたものと、植物由来の原材料で作られたものがあります。

そう言うと、一見「石油系の洗剤は環境に悪く」「植物由来の洗剤は環境に優しい」ようなイメージが持たれがちになるのですが、実際はそんな簡単に良い悪いを決めれるものではなく、植物由来のものであっても生分解性が悪いとか、富栄養化を引き起こす要因になる可能性もあることから、石油系洗剤よりもかえって環境に負荷をかけてしまう製品があることもよくよく考慮しないといけません。

なので「植物由来の洗剤なら安全だし環境にも優しい」だなんて思い込まないほうが良いのですが、ただ一点。

ここは明らかに植物由来の洗剤の方が環境に優しいだろうと思える部分があります。

それが植物は何度でも生えてくるということ。


石油は地下で生成されるまでに何百年・何千年。

下手をすれば何万年という月日がかかるとされているため、有限の資源という風に考えられています。

ですから可能な限り石油の無駄遣いは避けたいところですが、植物はサイクルが非常に早く、採っても採っても次から次へと生えてきます。

特に洗剤に使われる植物というのはミカンの皮・ヤシ油・松の樹皮・梅酢などが使用されるわけですが、上手く植林などをすればある程度の増産が可能になります。
(人口が増え過ぎて洗剤の使用量が激増してしまうと足らなくなってしまう可能性もありますけどね)

さらにミカンの皮・ヤシ油(種子の一部から抽出)・梅酢は、大量に廃棄するとそれ自体が環境汚染を引き起こす要因になってしまうのですが、それを洗剤の原材料として再利用すれば無駄な廃棄を減らして環境への負荷を減らすことにも繋がります。

この点は植物由来の洗剤の大変良い部分で、ソニア洗剤をお勧めしている大きな理由の一つにもなっています。