次亜塩素酸ナトリウムよりもっと怖い化学物質トリハロメタン

水道水に含まれている次亜塩素酸ナトリウムがアウシュビッツ収容所でユダヤ人大量〇〇に使われた化学物質であることは先日のブログで軽く書きましたので、次亜塩素酸ナトリウムがいかに危険で除去が必要なものであるかは分かって頂けたかと思います。

ですが次亜塩素酸ナトリウムの怖さというのはこれだけではありません。じつは他にもっと怖い問題が存在しています。




その問題というのがトリハロメタンです。




トリハロメタンとは、次亜塩素酸ナトリウムが水道水に含まれる様々な成分と化学反応を起こして生成される四種類の化学物質の事

で、昔刑事ドラマなどでよく見られた薬品クロロホルムはこの四種類のうちの一つになります。

そしてこのトリハロメタンは非常に毒性が強く、中でも発がん性が突出して高いことで知られているうえ、さらに、水道水を沸騰させると濃度が下がるどころかむしろ元の5倍にまで高まってしまうという特性まで持ち合わせている非常に厄介な化学物質になります。



だからでしょうか。

浄水器を取り付ければトリハロメタンはある程度の除去が可能になるのですが、都道府県別の発がん率を見てみると、

浄水器の普及率が低く、なおかつ鍋物など水道水を沸騰させる調理をすることが多い北海道や青森県がほぼ毎年のように一位・二位

を占めています。普通に考えれば食生活が乱れやすいであろう東京や大阪など大都市の方が発がん率は高いように思ってしまうのですが、実際の結果は全く違っていて、浄水器の普及率の低い地域ほど発がん率が高くなっていますから、このとことからトリハロメタンが発がんに大きく影響を与えている可能性が高いことがこのことから見えてきます。

トリハロメタンが次亜塩素酸ナトリウムよりもはるかに危険性の高い化学物質かもしれないという指摘をされることが多いのもこうしたデータが基になっての事になります。



ですからトリハロメタンは本当に本当に怖い化学物質だということです。



しかし殆どの人は

トリハロメタンって何?

とその危険性を知りませんし、それどころか

水道水は沸騰させると毒性物質は揮発して安全性が高くなる

とさえ思い込まれているくらいですから、それが間違った認識であることを知っていただくことは重要だと思って少しお話してみました。特に赤ちゃんのミルクを作る時なんかは本当によくよく注意していただきたいですしね。



水道水で気を付けることは次亜塩素酸ナトリウムのみならず、トリハロメタンの事もぜひ意識して考えてみていただけたらと思います。