高麗人参がもつ薬効の秘密について

高麗人参と言えば非常に高い薬効があり、どんな重篤な病気や不具合でも改善出来てしまうのではないかというイメージのある漢方ではないでしょうか?

価格も高く、また「古くから中国の皇帝が愛用し続けてきた・・・・」といった話が高麗人参の価値を高めていると思うのですが、じっさい成分分析をかけたり長年にわたって得られた臨床データからみても、滋養強壮や自律神経系の調整に対して非常に高い効果が期待できる素材であることが確認されています。

ですから素材の品質や素材の加工の仕方さえ間違いないものであれば、高麗人参は健康の維持増進や病気・不具合の改善に大いに役立つ素材であることは間違いありません。



それだけに数多ある植物や漢方素材の中でも高麗人参は特に効果の高い素材として世界的に知られていて、ここ日本に於いても「漢方の王様とまで呼ばれているほどではありますが、ではなぜ高麗人参は他の漢方素材と比べても明らかに高い薬効を備えることが出来ているのでしょうか?



それは高麗人参の栽培の年月に関する話を知れば分かる話で、まず高麗人参は栽培に非常に長い年月がかかります。

●安価で品質の低いものでも最低1年
●高額で高品質のものになると5年~7年

という年月がかけられるそうです。



つまりそれだけ長い期間をかけてその土地の栄養成分を吸収しているということになります。



これだけでも高麗人参にはかなりの栄養成分が含まれていることは何となく想像できると思うのですが、本当に凄いのは実はここからで、なんとその高麗人参。

育った土地の栄養素を完全に吸収し尽くしているので「収穫してから数年間場合によっては10年近くもの間、雑草一本すらもまともに生えることはない

とまで言われています。

そして「連作は絶対に不可能で、もう一度その土地で高麗人参を育てるには栄養を回復させてからでなければいけない」ために、何も植えずに十年間は寝かせる必要があるそうですから、高麗人参がどれほど多くの栄養素を吸収して育っているかが伺い知れるというものではないでしょうか。



・栽培に7年

・休耕に10年



値段も高くなるはずですし、何よりあの小さな根っこに7年分の大地の栄養素が凝縮されているわけですから、薬効が高いのも当然のこと。

高麗人参が他の漢方やハーブと比べても明らかに薬効に優れた点が見られるのも、この栽培期間の長さと栄養吸収力の高さによるところが大きいと言えそうです。



【高麗人参に含まれる有効成分】
◎サポニン
◎ジンセノサイド
◎カルシウム
◎鉄分
◎マグネシウム
◎カリウム
◎亜鉛
◎アミノ酸
◎ビタミンB群
など、100種類以上もの有効成分をもつと言われている

【高麗人参の健康効果】
◎疲労回復
◎滋養強壮
◎病中病後の体力回復
◎免疫機能の活性化
◎アンチエイジング
◎血糖値抑制
◎脳機能改善
ほか