コーヒーエネマで得られる効果とメリットについて

コーヒーエネマを行うことによって得られる効果はたった二つ。

①胆汁の生成量が上がる
②胆管が拡張される

というものになります。




ではこの二つの効果によって得られる健康上のメリットとはどのようなものになるでしょうか?



①胆汁の生成量アップについて

まず胆汁とは、

「油(脂)を分解する消化液」

のことになります。



胆汁が分泌されるからこそ余分な油(脂)の体内蓄積を防ぐことができるようになりますし、また油溶性毒素の排泄も行うことができます。

つまり胆汁は体型維持や自浄作用(解毒)という機能に於いて絶対欠かすことのできない最も重要な要素の一つであるということです。



また胆汁は刺激性の強い消化液でもあることから、腸を刺激し、便の排泄を促す役割も担っています。

ですから便秘の改善にも非常に深い関りがあることで知られています。



②胆管の拡張について

胆管とは、

「解毒機関である肝臓と、排泄機関である腸をつなぐ唯一の排水パイプのこと」

です。

肝臓で解毒処理された処理済みの毒素がこの胆管を通って十二指腸に排泄され、さらにそれが小腸・大腸を通って最終的に体外に排泄されるというのが、一般的な毒素や便の排泄の流れとなっています。



胆管は伸縮する器官とされていますが、加齢・精神的ストレス・質の悪い食事などで収縮することが言われていて、特に現代日本人は胆管が収縮しやすい生活環境であることが指摘されています。

そして胆管が収縮すると排水パイプが詰まるのと同様に、肝臓内には排泄できない毒素が溢れかえる可能性が出てくるわけですが、肝臓は人体最大の解毒機関であり、また代謝(体の修復)を司る機関でもあります。

その肝臓が毒素まみれになってしまうとその毒によって肝臓がダメージを受け、肝機能が低下し、体内毒素の排泄や代謝(体の修理)が次第に行われなくなっていくとされています。



現代日本人に治らない病気や不具合が増えているのも実はこの肝機能が低下しているから

というのが根本的な原因と考えられていて、その改善にコーヒーエネマが持つ胆管拡張作用は役立つことが期待されています。



コーヒーを口から飲むことで効果は無いのか?

コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸などの成分が、胆汁の分泌力を高めたり胆管拡張に役立つことが確認されているのですが、口から飲むと唾液や胃液などの消化液でそれらの成分が変性してしまう恐れがあり、効果としては非常に薄いようです。

しかし高濃度のコーヒーを口からではなく大腸に注ぎ込めば、大腸には門脈と言って肝臓に直接つながっている太い血管がありますから、コーヒーの成分が消化液で変性することなく門脈を通ってダイレクトに肝臓に届けられ、それらの成分の恩恵を受けやすくなるということです。




ですから口から入れても効果を期待することは出来ません。




大腸に注ぎ込むことにのみ意味のある健康法になります。