食べても食べても食欲が満たされない悪魔の食べ物「エンプティカロリーフード」

エンプティ―カロリーフードとは、

身体を動かす燃料となるカロリー(糖質や脂質)はたくさんあるのに、体の修復や自律神経系の調整などに必要なビタミン・ミネラル・食物繊維・抗酸化物質・アミノ酸等々の栄養素が入っていない低栄養食品

のことを言います。



代表的なもので言うと

●スナック菓子
●ファーストフード
●洋菓子
●菓子パン
●炭酸飲料
●アルコール飲料
●白米
●白砂糖
●小麦粉

などが一般的にはエンプティ―カロリーフードに該当すると言われています。




そして現代人はこの低栄養の食べ物ばかりを食べがちな傾向にあるわけですが、前述のようにこうした低栄養の食べ物には体を動かすエネルギー源は入っていても、体を修復したり体が正常に活動するために必要とされる栄養素はあまり入っていないわけですから、体からすると量はともかく質的な面で栄養失調状態が発生していると認識してしまうようです。




そこで起こるのが

食べても食べても食欲が満たされない

という現象です。

量的には足りていても質的な面で栄養が不足しているから、際限なく脳が食べたい欲求にかられてしまうという訳です。




しかもこうした現象は、エンプティ―カロリーフードばかりを食べる傾向にあることがそもそもの原因なわけですから、このような現象に陥ってしまった人が食べる食べ物と言えばやはりエンプティ―カロリーフードになる割合が高く、そうなるといくら食べても食べても永久に食欲が満たされることはありません。

そこがこの低栄養食品の恐ろしいところで、お菓子ばかり食べている人や外食の多い人、あとレトルト食品が多い人などはこの現象に要注意というわけです。

知らず知らずの内にその中毒にはまっている人は意外と多いですね。



「エンプティ―カロリーフードが悪魔の食べ物である」

というのはこのような理由からになります。



ビタミン・ミネラル・アミノ酸・抗酸化物質等の栄養素がしっかり入った食べ物というのは手料理が基本となるため労力がかかりますし、また食材や調味料などにもある程度こだわっていかなければならず、ある程度のお金もかかるわけですが、逆の言い方をすれば労力やお金をかけないとバランスよく栄養を摂取することは出来ないとも言えます。



現代人は時間に追われ収入も上がりにくくなっているために、手間がかからず安価であることの多いエンプティ―カロリーフードに頼りがちになるのはしょうがない事なのですが、こうした知識を少しでも身に付けておいて、手料理の回数を増やしたり少しでも質の高い食材や調味料の使用頻度を上げることを意識しておくことは大事で、

何故なら冒頭にも記載したように、エンプティ―カロリーフードには体を修復したり自律神経系を正常に機能させるために必要な栄養素がほぼ入っていないわけですから、そうした食べ物ばかり食べていると体の自然治癒力が急激に低下し、病気や不具合を発症しやすくなり、また一度発症した病気や不具合が慢性化しやすくなってしまいます。



現代人に病気や不具合が多いのも食の質の低下が大きな原因になっていることはすでに明らか

なわけですから、それを根本から改善するには食の問題をキチンを知るところから始めなければいけなせん。



栄養が満たされると食欲がなくなる!? もしかしてダイエットにサプリメントは効果的?

という記事を先日アップしたのも、栄養摂取の重要性をいろんな角度からお伝えする必要性があると思ったからで、今回の記事と併せて再度読み直していただければ改めて内容の理解度が深まるのではないでしょうか。

食や栄養摂取の重要性は、今後更に益々高まっていくと思いますよ。