こんな業者さんが作るプロテインって皆さんどう思います?

近所に僕が小さいころからずーっとやってる喫茶店があります。

その喫茶店に入って食事を済ませた後、支払いをしようと思ってレジに行くと、レジのわきにプロテインが販売されていました。



喫茶店に

しかもレジ横に販売用のプロテインがおかれてるなんて珍しいなあ~~

と思い、ふと手に取ってパッケージの記載事項を読んでいくと、「製造会社」のところで目が点になりました。



なぜならそのプロテインを製造してる会社っていうのが、

牛の皮を作っている会社

だったからです。

サプリメントを専門に製造してるようなメーカーではないんですよね。




プロテインとはタンパク質の事ですが、

タンパク質は酸化しやすく、また下手に熱を加えると壊れてしまう

という特徴があります。

しかし製造工程の中には成分を凝縮させたり乾燥させたりするような工程もあるので、タンパク質を壊さないよう製品化を行うには、専門的な知識・設備・経験が必要となります。




またホエイプロテイン(動物性たんぱく質)の場合は日本人には害とされる乳糖が含まれているため、その乳糖を除去したものの方が安心安全なのですが、除去を行うためにはWPI製法というコストと手間がかかる製法を採用しなければいけません。

他にも同じプロテイン(たんぱく質)でも、より細かく分解された(ペプチド化)状態の方が吸収効率が良く、胃や腸に負担もかからないため、酵素で分解させるWPH製法を使用することが望ましいとされていて、こうしたことを行うにもそれなりの知識や設備などが必要とされます。



僕自身はプロテインやプロテインの製造方法について特に詳しいわけでもなんでもありませんが、そんなレベルの人間が知っているこの程度の知識から考察するだけでも良質のプロテインを作るというのは簡単ではなく、あらゆる面に於いて専門性が必要なものであることが分かります。

だから多くの販売メーカーはサプリメント製造を専門に行っている会社・プロテイン製造を専門に行っている会社に製造を依頼するのだと思うのですが、この皮屋さんは記載事項だけで判断するなら自社製造を行っているという事になります。



だけどその製品はドラッグストアで見かけるわけでもなく、アマゾンなどで大々的に販売されているわけでもなく、地方の小さな喫茶店のレジ横に置いて売られているだけ。

売り上げちゃんと上がってるのかなあ~。

そんな中で仮に自社製造だとして、専門的な人員の確保や製造装置・製造環境を用意できるものなんでしょうかね~~。



そんなことを思いながらジーっとそのプロテインを眺めてました。

皆さんはどう思われるでしょうか?





サプリメントは医薬品ではなく食品の分類になるため、特段製法・品質・成分内容に規制はありません。

だから素人でも製造販売が可能になってしまうわけですが、それだけに製品品質を見極める目を持たないと粗悪品を掴まされてしまう可能性が上がってしまいます。



このプロテインの品質が実際にはどうなのかその真偽は僕には分かりませんが、こうした些細な知識を持って個人個人が自分なりの判断を行ってみることは良い事だと思います。

そうすることで製品品質を見極める目が少しずつ養われていくと思います。