先日、「大気中の酸素濃度が年々低下している」という説がありますという記事を書きました。
そしてその内容として、「ここ100年の間に大気中の酸素濃度が4%低下したという説が唱えられている」事を書きました。
ではもしこの説が本当のことで、今後も酸素濃度が低下し続けるとしたら、自分たちの身の回りにどのようなことが起こるのか?
実は現在の大気中の酸素濃度(21%)がさらに4%低下し、17%を切ってしまうと私たちは生きていけなくなってしまう
という非常に厳しい現実を突きつけた実験があります。
大気中の酸素濃度が17%以下になると「火」が付かなくなる
「火」は、いったいどのくらいの酸素濃度があれば付くのだろう?
という疑問のもと、少しずつ酸素濃度を減らしながら火が灯り続ける濃度の見極め実験が行われたことがあります。
結果は、18%までは火が付いたそうですが、17%以下になるとどうしても火が付かなくなったそうです。
「酸素が完全になくなるまで火は燃え続ける」
と思われていたのが、実際には最低でも18%の濃度がないと火は付かないという事が明らかになった実験でした。
このお話に関してはネットで調べればすぐに色んな情報が出てくるので、興味ある方はぜひご自身で調べてみてください。
火が付かなくなると生活全般が成り立たなくなります
では万が一大気中の酸素濃度が低下し、火が付かない世界がやってくると人間はどうなるのか?
単純に考えただけでも、
- 調理ができない
- 暖をとれない
- エンジンがかからない
- 火力発電所や原子力発電所が稼働できず、電気不足に陥る
といった現在の私たちには絶対に欠かすことのできないあらゆる生活行為が完全に停止することが想像できるわけで、それは
「私たちはこの地球上で生きていく事が出来なくなる」
という事を意味しているのではないでしょうか。
特に電気が不足してしまうと致命的ですね。
調理できないとか車に乗れないだけならまだ何とかなるかもしれませんが、電気が使えなくなると現代社会は完全に機能を失うわけですからどうしようもなくなってしまいます。
病院の機能なども全てストップしてしまいますね。
他にも様々な不都合な事象が連鎖的に起こることが予想されますが、いずれにしても大気中の酸素濃度がたった4%下がるだけで、そうした危機的な状況が起こるという事です。