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数年前の話になりますが、連日の猛暑で非常に暑そうにしている生徒を見て
「シャツを出した方が涼しいんじゃないか」
と考えた教師が、部活をやってる生徒を対象に「シャツ入れ」「シャツ出し」によってどのくらい体温が違うかを試しに測定してみた結果、なんとシャツを出した方が体温が４℃も下がるということが分ったそうです。
すごい違いですよね！！
それで生徒に「シャツ出し」を推奨するようになったことが話題になり、ニュースに取り上げられたという事があります。
一昔前は「シャツはズボンに入れるもの」というのが一般的な考え方で、シャツ出しすると「だらしない」とか「風紀が乱れる」と言ってものすごく叱られたものですし、僕も学生時代はサッカー部だったけど、当時は「ユニフォームはズボンの中に入れるもの」というルールまであったくらいです。(※今はズボンから出して良いそうです)
でも近年の猛暑を考えると、そんな表面的な事を重視するよりも、健康面や日中の過ごしやすさを優先する方がはるかに重要になってきましたね。
でないとほんとに倒れてしまうくらいの暑さですから。
だからじっさいの温度を計測することによってシャツ出しの方がより合理的な過ごし方であることを実証された教師の方の発想と行動力は面白いし素晴らしいと思います。
「伝統を破る？」なかなかいい言葉ですね。