肝機能の整え方について 「これだけは知っておいた方がいい話」を紹介します

ここのところ感染症関連のニュースがあまりに多いので、僕もそれに合わせて免疫関係の記事を多くしています。

前回記事は免疫の2/3が集中しているという腸内環境の整え方と免疫について書きましたが、今回は残りの1/3が集中しているという肝臓の整え方についてのお話です。


肝機能を低下させない為の3つの要点について紹介していきますので、肝臓のケアと免疫ケアに上手く活用してみてください。

肝機能は腸内環境に左右される

肝臓を知るうえで知っておかないといけない前提があります。


それが



腸と肝臓は繋がっている



という事。


ちょっと調べればすぐに出てきますが、門脈という太い血管で繋がっていることが分ります。


そこで見出しの「肝機能は腸内環境に左右される」ですが、この門脈、小腸側は基本的にアミノ酸しか吸収しないのですが、大腸側の門脈は「何でも吸収して肝臓に運ぶ」という特徴があります。

そのせいで体にとって有害なものも肝臓に運ばれてしまうので、じつは腸内環境が悪化するとその影響で肝臓に大きな負担がかかり、結果的に肝機能が落ちてしまいます。

腸内環境と肝機能は連動しているという事です。


ですから

肝機能を整えたければ、肝臓だけでなく腸も同時にケアしないといけない

んです。

この事を知っている人は殆どいません。


また詳細は省きますが、「逆もしかりな話」で、腸内環境を整えるためには同時に肝機能も整えていかないと中々上手くいきません。

この話はまた別の機会に書こうと思います。


いずれにしても腸と肝臓は繋がっていて、それぞれがお互いに影響し合っていて、「腸内環境を整えたければ肝臓を」「肝機能を整えたければ腸内環境を整えないといけない」という事です。


これ非常に重要なことです。

肝機能を整えたければ「薬は必要最小限に」

解毒機関でもある肝臓にとって一番負担になるのが「薬」です。


なぜなら基本的に石油でできている薬は「人間にとっては毒」だから。


「薬は毒」というと「そんなばかな」と思われる方もおられるかもしれませんが、

薬学の教科書も「薬は毒です」という言葉から始まっている

と言いますから、どうしても必要な場合を除いて「できる限り薬は使わない」ことが肝臓の解毒という仕事を減らし、肝臓を守ることに繋がるのは間違いありません。


余談ですが、肝臓の事を調べていくと

●薬の成分の9割は肝臓が解毒するので、残り1割の薬の成分が効果を発揮している
●解毒機関である肝臓に効く薬はない

というお話をよく見たり聞いたりします。


こういうお話からも少し想像を膨らませていくと、「肝臓のためにはあまり薬を使わない方が良い」という事が見えてくるのではないでしょうか。


またもう一つ余談ですが、例の感染症で初期に亡くなられた有名芸能人を思い返すと、みな何かしらの重たい既往症を抱えて薬もたくさん使われていましたよね。

そういう人は肝機能が低下して免疫も下がっていますから、風邪程度の感染症でもあっという間に重篤化するのは当然なんです。


決して菌やウィルスの感染力の問題だけではありません。


やっぱり体が弱っていてはいけないってことですね。


その根底の一つに肝機能があるという事です。

睡眠不足が続くと肝機能が大幅に低下します

寝ないと体内環境が汚染される

と言ったほうが正解かもしれません。


というのも、身体の仕組みとして「寝ている間に血がきれいになる」そうです。

その血をきれいにしているのが解毒機関である肝臓なのですが、睡眠不足が続くとその血をきれいにするという作業自体が出来なくなります。

そうなると血はどんどん汚れていきますね。


汚れきった全身の血をきれいにするのは肝臓にとって大きな負担になりますし、一度汚れきった血を元通りのきれいな状態に戻すことも非常に大きな負担になってしまいます。

そういう負のサイクルが肝機能の低下を招くことに繋がっていきます。


なお

肝機能が適正に機能しているかどうかは朝の目覚めでわかる

と言います。


夜寝ている間に全身の血がきれいに浄化されていれば目覚めがスッキリ爽快

汚れが取りきれていなければ目ざめが悪く疲れも残っている

そうです。


ですからもし目覚めが悪かったり疲労が抜けない人は、寝不足からくる肝機能低下と血の汚れが原因かもしれませんから、睡眠にかける時間と時間帯を見つめ直してみると良いですね。


たったそれだけのことでも、肝機能が大幅に改善される可能性があるんです。



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