「腸内環境」と「肝機能」を整えれば、あの感染症もそんなに怖くありません
にも書きましたが、
免疫のおよそ70%は腸にある
と言われています。
ですから特にがんと感染症においては腸内環境を整えることがに何よりも重要になってくるのですが、
★問題は
どうやって腸内環境を整えればよいか?
です。
というのも、いまは腸活ブームで次から次へと新しい腸活法が紹介されてますが、それはつまり本当に有効な腸活法って多くの人が見つけられてないということの裏返しでもありますよね。
本当に有効な腸活法が既に見つかっているなら、そんな次々に新しい腸活法が出てくるはずがないですから。
ですから本当に有効な腸活法を厳選して理解しておくことが大事だというわけです。
そこで紹介する方法が
●漬物
●水
●オーガニック
●腹巻
の4点になります。
これを順番かつ簡単に紹介していきますが、その前に腸内環境を良くするために必要となる前提を一つ案内しておきます。
腸内環境を整える前提
それは・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
腸内の善玉菌を増やす
ということ。
なぜならな善玉菌自体が免疫そのものだからです。
端的に言うと、善玉菌が悪玉菌をやっつけてくれているからです。
だから善玉菌を増やす事が腸内環境を良くし、免疫を高めることに繋がります。
善玉菌を増やして腸内環境を整えるための本当に有効な方法
そのために有効な方法が前述した4点。
①漬物
漬物といっても添加物などを使用していない「本当の漬物」です。
特に糠漬けが良いと思います。
理由は乳酸菌や酵母菌が分泌する物質「乳酸菌酵母分泌物(バイオジェニクス)」を多量に含んでいると思われるから。
この乳酸菌酵母分泌物は、生きた菌(プロバイオティクス)や菌の餌(プレバイオティクス)などよりもはるかに優れた善玉菌繁殖力を持った物質として認められています。
はっきり言って前者2つの物質の比ではありません。
もともと日本人は漬物を始めとした醗酵食品をよく食べていたのに、時代の流れもあって今は消費量が激減しています。
そのせいで乳酸菌酵母分泌物の摂取量が減り、腸内の善玉菌も繁殖力が低下し、免疫力低下につながっている可能性が考えられます。
ちゃんと調べたわけではありませんが、多分がんの発生率と糠漬けを中心とした醗酵食品(添加物を使ってない本当の漬物)の消費量っていくらか関係あると思いますよ。
なお、醗酵食品と言うと「乳製品が良いのでは!?」という方もおられますが、
乳製品は殆どの日本人には合わないだけでなく、むしろよろしくない場合の方が多い
のでお勧めは出来ません。
出来る限り避ける方が無難です。
②水
菌が繁殖するための絶対条件の一つが「水」です。
水分がないと菌は繁殖できません。
ですが今の日本人、中でも特に女性は水分摂取量が少なすぎます。
さらにその中でも便秘の人などは便がカラカラに乾いている訳ですから、そこから想像しても善玉菌の繁殖に必要な水分があまりに不足していることが容易に想像できるのではないでしょうか。
そして
水はよほど意識しないと飲みません。
腸活法の中で水の摂取を促している話は多いのに、本気で「飲もう」と思わない限り、必要量摂取できない所が水分摂取における意外な盲点になっています。
「分っててもやらない」人が多いですが、ぜひ本気で取り組んで見られると良いと思います。
体形や普段の生活状況にもよりますが、それでも大人なら2リットルくらいは最低でも飲んだ方が良いんじゃないかな~。
もちろん飲み過ぎにも注意ですが。
③オーガニック
これ非常に重要です!!
なぜなら、
農薬や食品添加物って「微生物を殺すものだから」
です。
農薬なら虫を
食品添加物なら腐敗を抑制するために菌を繁殖させない
よう入れられているわけですよね。
という事は、そういう物質が入った食べ物を日常から摂取し続けていると、当然腸内の菌の繁殖も抑えられている可能性が高いという事です。
「最近は亡くなった方の腐敗が進むスピードが遅くなった」
という話しを聞くと思いますが、それだって同じ理屈ですね。
菌の繁殖が抑えられるから、腐敗が進まないわけです。
それはつまり
悪玉菌の繁殖を抑えられるけど、善玉菌の繁殖も抑制されている
という事で、感染症に罹ってないうちは良いのですが、
一度感染症に罹ってしまうと、それに対抗できる善玉菌の数が少なすぎて悪玉菌を抑制できず、場合によっては一気に悪玉菌が増殖してしまう可能性が上がってしまう
という事です。
味方になるはずの善玉菌まで数が減ってしまうのだから当然の可能性です。
「守るやつがいなくてどうやって守るんだ?」
って話です。
菌の数自体が減ってしまっているって、じつは凄く危険なんですよね。
だからなるべく農薬や食品添加物の入った食べ物は口にしない方が良いんです。
④腹巻
菌の繁殖に必要な要素の一つに「温度」があります。
やっぱりある程度の温度がある方が善玉菌の繁殖を助けてくれるはずなのですが、最近の日本人って体温が低い人が多いですし、また特にお腹の温度が低くなると下痢もしやすくなりますよね。
実は下痢をすると腸内のPH値がアルカリに傾くそうなのですが、アルカリは悪玉菌が好む環境になります。
対して善玉菌は酸性を好むので、できる限り下痢にならないようお腹をケアすることが大事ですし、またお腹の温度をある程度の高さに保つ方が望ましいのは間違いありません。
だから腹巻は大変有効な方法の一つになります。
今は暑い時期ですが、腹巻をしてもそんなに熱く感じることはないかもしれません。
それは「夏でも着物は暑くない」という意外な理由という記事を読んでいただければ理解いただけると思います。
ちなみに僕自身腹巻をしながら日中を過ごしていますが、確かにそれほど暑くないように思います。
体調面にもすごく良い効果があるように感じるので、これはぜひお勧め!!
どれか一つではなく全部やることに意味があります
こうした〇〇に効く方法を紹介していくと、紹介されたいくつかの方法の内、一つだけを抜粋されて取り組まれる方がすごく多いように思います。
ですが僕は常に言っているのですが
原因は一つではなく無数にある
んです。
その無数にある原因をたった一つの対策で解決できることなど絶対にありえません。
だから今回紹介させてもらった内容に共感いただけるようであれば、「どれか一つ」ではなくて「全部」やってみてください。
そうすれば、さすがに何か体の変化を感じることが出来ると思いますし、感染症に罹らないとは言えないまでも現状よりは罹りにくい体になるはずです。
また腸内環境の重要性についても、何かしら感じれる部分が出てくると思うので、その点も楽しみにしていただけたらと思います。
僕の場合は、腸内環境が良い時ほど日中頭が冴えますし、疲労感が無くなって体力が上がっているような実感が得られます。