老廃物や毒素というのは大まかに言うと
肝臓(解毒処理) ➡ 胆管(処理済み毒素を送り出す排水パイプ) ➡ 十二指腸 ➡ 小腸 ➡ 大腸 ➡ 体外
という流れで体外に排泄されていきます。
ところがここで問題になるのが、せっかく処理した処理済み毒素は大腸にある門脈という大きな血管によって肝臓へと再吸収されるという仕組みがあることです。しかもその再吸収されてしまう処理済み毒素の割合はなんと9割にもなると言います。
これは門脈が栄養素であれ毒素であれ、何でも吸収してしまう血管であるからという事と、排泄物が大腸に到達してから便として体外に排泄されるまでにかかる時間がどんなに早くても12時間以上かかるために起きてしまう事なのだそうで、この仕組みのことを腸肝循環と呼ぶそうです。つまり肝臓で処理された毒素を完全に体外に排泄するためには、理論上ではこの腸肝循環を10回も繰り返さなければいけないという事になります。
ですがこれではあまりに効率が悪すぎますね。現代のような毒素だらけの世の中では毒素が体内にどんどん蓄積されてしまうのではないでしょうか。
そこで腸肝循環による毒素の再吸収を防くことが出来る数少ない方法がコーヒーエネマです。
なぜならコーヒーエネマは約1リットルのコーヒーを大腸の奥深くまで注入し、便を一気に排泄する健康法だからです。これなら毒素が再吸収される前に大半の便が体外に排泄することも可能になりますから、通常9回も再吸収されるはずの毒素をたった一回の排泄で出し切ることが出来るという訳です。
これが
理論上ではコーヒーエネマを実践すると通常の自然排泄より約10倍も排泄効率が高まる
という理屈になります。
コーヒーエネマのことを知らない方からすれば過剰な表現の表題に見えたかもしれませんが、こうして細かく説明していくと大変理に叶った話であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。「スッキリ排泄できた時の毒が抜けた感」は言葉にできないほどの爽快さを得れることもありますから、毒素の蓄積によって体内環境が悪化していると感じられている方は、コーヒーエネマによって排泄効率を劇的に高められるであろうこの理屈の話はぜひ覚えておいて、エネマを日常に取り入れる検討のきっかけにしていただけたらと思います。