浄水器の販売を続けていると、たまーに
浄水器の水って金魚や熱帯魚を飼う時には使えないんでしょう?
と聞かれることがあります。
ネットでそういう情報がちょこちょこ出ていて、浄水器に興味がある人はそういう記事を見かけることがあるからのようですが、確かに水槽を満たす水として使用しないほうが良い浄水器の水というのは確かにあります。
では
どのような浄水器の水は使用しないほうが良いのか?
ですが、中空糸膜と呼ばれる素材で作られた浄水カートリッジを使用した浄水器の水は、水槽には使用しないほうが良いと考えられています。
何故かというと、中空糸膜のカートリッジには銀や合成界面活性剤が使用されているからです。
というのもカートリッジ内での雑菌繁殖を防ぐためであったり水の通りを良くするためにそれらの物質が使用されているということですが、銀にしても合成界面活性剤にしてもおそらく普通に使っているだけで水に溶けだす可能性が言われています。
そしてそれらは少量であれば健康上影響は出ないと考えられていますが、それは人間の話であって小さな動物だと少量の毒性でも影響が出る可能性が否定できません。
というか恐らく本当に害が出てしまうのだと思われます。
だから
中空糸膜のカートリッジを使用した浄水器から出てきた水は水槽には使わないほうが良い
と言われているわけです。
普通に考えれば浄水器を通すと安全な水が出ていると思い込みがちですが、実際はそうじゃないかもしれないということですね。
なお中空糸膜のカートリッジを使用した浄水器は非常に多く、特に低価格帯の浄水器はほぼほぼ中空糸膜と言っても言い過ぎではないかもしれません。
そして中空糸膜のカートリッジは基本的にお湯を通せませんので、お湯を通せない浄水器はまず間違いなく中空糸膜が使われていると思って良いのではないでしょうか。