絶対知っておいたほうが良い「血液がドロドロになるもう一つの大きな要因」について

「精神的ストレスによって体の中で起こる現象」について少し解説してみます

で説明したように、負の精神的ストレスを受けてしまうとフィブリンと呼ばれる血を固めるタンパク質の血中濃度が上昇し、それによって血圧が上昇し、心臓や血管に負担がかかり、やがては心疾患・脳血管疾患・認知症等々。様々な不具合を引き起こす要因になってしまいます。

だから負の精神的ストレスが続くことは体にとって良くないのですが、この血をドロドロにしてしまう要因というのは別にもう一つ大きなものがあります。



それは世界で唯一日本人だけが何も気にせず乱用し続けているものであり、使用が必要な場合もありますが、基本的にはもう少し使用すべき状況というものを皆が理解して、全体的に使用頻度を減らす意識改革が必要なものでもあります。

今回はそのことについて解説していきます。






血をドロドロにする要因の一つであり、使用すべき機会を理解して使用頻度を減らす必要性があるもの。




それは



・・・



・・・・・



・・・・・・・・・・






く す り







です。





「意外ですか?」

「それともやっぱり!!」

でしょうか?




あるいは

「薬を否定したい人が単に薬を悪く言っているだけ」

という風に思われる方もおられるかもしれませんね。






ですがこれにはもちろんちゃんとした根拠があって、

●なぜ薬が血をドロドロにするのか

●なぜ使用機会を理解し、使用頻度を減らす必要性があるのか

といえば、それは薬の本質が毒だからです。




以前、

薬とは何か? 薬学の教科書の冒頭に書かれているある一言について・・・・

という記事にも書きましたが、薬学の教科書の冒頭ですらも「薬は毒です」から始まっているくらいです。



病気の治療や不快感の緩和などに役立つ面もあるので、「それほど体に悪いもの」とは思われていない人がまだまだ多くおられますが、本質的には薬が毒であることには変わりないんです。

このことはよくよく理解しておく必要があると思います。




そして

「じゃあそんな毒が人間の体の中に入ってきたら、体はどのような反応をするのか」

というここが非常に重要なところで、

人間の体に備わっている自然治癒力、あるいはホメオスタシスという機能が、毒を全身に回したくないから血中のフィブリン濃度を高めて血をドロドロにし、敢えて血流を悪くして毒素の循環を防ごう

とするんです。

そうやって毒から身を守ろうとするんですね。




だから薬を飲み続けていると血がドロドロになりやすくなるというわけです。




そして血がドロドロになるという事は血圧が上がるという事ですから、心臓や血管に負担がかかっていきます。

加えて人間の体の中で一番高い位置にある脳へ血が回りにくくなりますから、脳が必要とする血流量も足らなくなる可能性があり、結果的に脳機能へのダメージも心配になります。




そうなると、日本人に異常に認知症が増えているのも、一つには薬の使い過ぎ。

なかでも降圧剤の乱用ではないかと、こんなことまで推測出来てしまいます。

これはいろんな方がその可能性を指摘している話にもなるので、その可能性は少しは真剣に疑っているほうが良いと思います。

いやマジで・・・・(^_^;)




冒頭に述べたように薬は必要な時もありますから「絶対に飲んではいけない」とは言えませんが、でもだからといって安易に飲んで良いものでもありません。

痒みや傷みがひどすぎて耐えられない時とか、使用しないと命にかかわるような状況を覗いては極力使わないようにすることが望ましいように思います。




そうすれば年間50兆とも言われる異常なほどの医療費を削減でき、税負担も大きく減らせられるはずですし、また個人的な憶測ではありますが、がんや認知症といった種々の病気・不具合も減らすことが出来るのではないかと思っています。

なにせ財政破綻し、病院でかかる実費が高騰してしまった北海道の夕張市はその医療費の高さから病院受診する人が減るのと同時に、病気に罹る人が減り、健康寿命も延びたことが統計的に確認されていますからね。

これもまた根拠のない憶測ではないんです。




薬を減らすことで得られるメリットというのは大きなものがあると思いますし、何より健康は自己責任が基本だと思っていますので、自己の生活を正さず、薬に頼り切る生き方だけは避けるべきだと考えています。

それが良識ある大人の責任ではないでしょうか。






さて最後になりますが、おまけでもう一つ。

血をドロドロにする意外な要因を紹介しておきます。




これも知らず知らずに飲んでしまうもので、それが何かというと

サプリメント

なんです。




「えっ」

「サプリメントは薬じゃないから大丈夫なんじゃないの?」

と思われる方もおられるかもしれません。




ですがサプリメントの原材料を調べてみてください。

石油を原材料にしたいわゆる合成成分を使用したものも多く見られますし、人工甘味料が入っていたり日本人の体には合わない成分が入っていたりもします。

アレルギーの原因とされるようなものが入っていたりもしますしね。

また、

天然を謳っている製品であっても天然だからこそ農薬などの毒性成分をきちんと除去された原材料が使われているのかどうかなどの問題

もあります。



サプリメントだからと言って全然安全ではないんです。




ちなみに僕が認識している限りでは、「フィブリンが出てきてしまう実は体に悪いんじゃね?」っていうサプリメントは、割合的には6割程度になります。

これはちょっと特殊な血の検査を行う中で自分の目でじかに見てきた統計からのお話になるので、これまた全く根拠なく推測しているわけではありません。

いくらか的を得た捉え方だと思います。



じつはサプリメントも安全な成分だけで作ることは想像以上に難しいことなので、

「本当に安全です」

と言い切れるくらいこだわった作りの製品というのは殆どないと思われます。




そして残念ながら専門的知識や業界事情を知っている人でさえ、サプリメントの良し悪しを完璧に見抜き切ることは不可能らしく、製造現場の経験がない人間であればなおさら良し悪しを見抜くことができません。

そのため「騙されてる」とは言わないまでも、実際には

「説明ほどではなかった」

「期待したほどではなかった」

という製品を掴まされていることは当たり前のようにあることだと思います。

サプリメントを悪くイメージされる方が多いのも、一つにはそういったことが理由ではないでしょうか。




いずれにしても薬だけでなく、サプリメントも血をドロドロにする可能性が高い要因の一つになりますから、安易に宣伝文句や説明を信じずに、記載されている成分をよく確認して、体に負担がかかるものが入っていない製品を選ぶことが大切です。

それだけでも、安全な製品を選べる確率は上がるはずです。


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