ビタミンB3は別名「ナイアシン」と呼ばれていて、
大量に摂取すると
●毛細血管を拡張させたり
●ヒスタミンという痒みやアレルギーを引き起こす物質を分泌させる
ナイアシンフラッシュと呼ばれる症状を引き起こすことで知られている栄養素になります。
このナイアシンフラッシュはほんとにヤバくて、
例えば僕の知り合いは500mgのナイアシンを摂取した直後から
・強烈な痒みと
・アレルギー反応と
・それに伴う呼吸困難
に陥って、あまりの酷い状態に病院に運ばれてしまいました。
この時はご家族さんも大慌てだったとか。
栄養でもたくさん摂ればものすごい体感が出ることを経験するためにやったみたいですが、
病院の先生からは
「そんな馬鹿なことやったらあかんよ」
と怒られながら点滴を打ってもらってなんとか症状が治まったそうです。
アレルギーを持っている人が下手にナイアシン(ビタミンB3)を摂るとこんなことになっちゃうんですね。
それから僕自身も当然ナイアシンフラッシュは何度も経験していているのですが、普通に500mg程度を摂っている分には強烈な痒みが一時間ほど発生するだけで終わっていたのですが、それだけではなんか面白くなくなってしまい、
「限界までナイアシンを摂るとどうなるんだろう?」
という興味本位から、1500mgという大量のを摂取をやってみたことがあります。
そうすると、夏場だったのに急に体の中から冷えを感じるようになり、毛布をかぶるのにそれでも寒くて寒くて、これまた一時間くらい震えながら過ごしたということがありました。
たぶん
ナイアシンの摂り過ぎによって内臓の毛細血管が開き過ぎ、熱が放出されて体温が維持できなくなったことが原因
だったのだろうと思います。
毛細血管が開くということは血流が良くなるし、老廃物も流れて良いことも多いのですが、開き過ぎるとこのように体温調整が上手くいかなくなるなど、問題も発生してしまうことになるということですね。
やはり何事もバランスが大事です。
すでに記述しているようにこの現象は大体1時間程度で収まったので大きな問題にはなりませんでしたが、これが半日とかまる一日続いていたら何かしら大きな問題になっていたかもしれません。
ビタミンとか栄養素と言うと「安全な物」という認識をしがちですが、こうした実験を行ってみるとやはり摂りすぎは良くないですし、良くないどころか危険な状態に陥ることすらあることを身をもって感じます。
栄養素だからと言って必ずしも安全ではありませんから、大量に摂取したリ偏った摂り方をしないようどなたも注意していただきたいところです。