今回は「ビタミン・ミネラルをしっかり摂っていても効果が出ない」と悩んでいる人に役立つ内容をお届けします。
タンパク質とビタミン・ミネラルの関係の中に問題解決の糸口が見えてくるはずですから、ぜひ最後まで読んでみてください。
あなたのタンパク質は足りてますか?
ビタミン・ミネラルをしっかり摂っていても、全くと言っていいほど効果が出ない人がいます。
それで悩んでいる人は結構いらっしゃると思います。
かくいう僕もそのうちの一人なのですが、そういう人には当然「効果が出ない理由」があります。
ではその理由は何か?
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というと、いくつかある中でも特に大きな理由の一つが表題の「タンパク質不足」です。
ビタミン・ミネラルの効果を感じない人はタンパク質が枯渇しているのかも!?
「タンパク質が足りない」と言っても、「ちょっと」くらいなら良いのですが、ビタミン・ミネラルをしっかり摂っても効果を感じない人の場合は「相当な量のタンパク質が足りていない」可能性が非常に高いです。
恐らく「枯渇」状態に近いため、ビタミン・ミネラルをいくら入れても効果を感じれないのだと思われます。
タンパク質不足だと、なぜビタミン・ミネラルが役に立たない?
それには大きく二つの理由があります。
まず一つ目は「タンパク質は体の原材料だから」です。
内臓・骨・筋肉・髪の毛・血液など、体のほぼ全てがタンパク質を原材料にして作られています。
その原材料が足りていないのに、原材料の補助的な栄養素であるビタミンやミネラルをいくら入れたところで効果が出ないのは必然です。
二つ目は「タンパク質が足りないと、ミネラルが吸収できない」という問題です。
ミネラルは、タンパク質を細切れにした「アミノ酸」によってコーティングされることにより、初めて吸収することができます。
ミネラルむき出しのままではほとんど吸収されないんです。
またビタミンはミネラルとチームを組んで働く性質があるため、ミネラルが不足してしまうと数的にはビタミンが足りている状態であっても、数ほどの働きをしてくれません。
だから結果的にビタミン不足にも陥いってしまいます。
「タンパク質が足りない」というだけでビタミンやミネラルがほぼ完全に無効化されてしまうのですが、そのことを知っている人は殆どいため「栄養素療法で結果を出せている人が少ない」のだと思われます。
タンパク質が満たされると、ビタミン・ミネラルが働きだす!?
半面、タンパク質をしっかり摂った上でビタミン・ミネラルを適量摂取することができれば、その効果をいかんなく発揮してくれるということでもあると言えます。
ですからビタミン・ミネラルの摂取だけでとくに体の変化を感じない人は、まず「高タンパク食」から始めてみると良い結果が得られる可能性が大きいということです。
僕自身はタンパク質の摂取を大幅に増やしたことでビタミン・ミネラルの効き方も大きく変わった実感が得られたので、心当たりがある人はぜひやってみられると良いと思います。
動物性と植物性 どちらのタンパク質を摂ると良い?
それはまちがいなく「動物性タンパク質」です。
なぜなら「必須アミノ酸」と言って、人間には絶対に必要ながら体内でつくることは出来ず、食べ物でしか補う事が出来ないアミノ酸があり、その内の数種類は動物性タンパク質でしか摂取することができないからです。
「植物性タンパク質の方が体に良い」という風潮もありますが、植物性タンパク質では一部の必須アミノ酸が摂れませんし、また植物性であっても摂り過ぎると「ホルモンバランスを崩す可能性」が出てきます。
植物性だからといって必ずしも安全というわけではなく、補うことのできないアミノ酸もあるわけですから、そのあたりのことを少し勉強した上で、動物性タンパク質の必要性と重要性を正しく認識しておくことは大事です。
とくに健康情報は自社の製品を売るために偏った理屈を流す傾向がよく見られるので、「騙されてまちがった方法に誘導されないように」するためにも、正しい知識は習得しておく方がぜったいにいいですね。
高タンパク食の注意点や、たんぱく質を摂取する方法は?
高タンパク食には注意しなければいけないことや、知っておかなければいけない事がいくつかあります。
また摂取方法についてもいろいろな考え方がありますが、それも併せて書いてしまうとかなりの長文になってしまうので、その辺りのことについては後日別記事にてご紹介していきます。
詳しくはそちらをご参照ください。