冷え性や低体温と油(脂)の関係性について

冷え性や低体温の予防・改善において最も重要な要素の一つになるのが油(脂)です。

というのが

油(脂)は保温の役割を担っている細胞膜や赤血球の膜の原材料であり脂肪の原材料

でもあるからです。

ですから油(脂)の摂取量が少ないとか摂取している油(脂)の質が悪いと「不良品の膜」「不良品の脂肪」が作られることになり、そのせいで保温性の悪い体になってしまい、やがては冷え性や低体温に悩まされるようになってしまいます。


しかし現代日本人の状況はどうかというと質の悪い油(脂)ばかり摂取して、良質の油(脂)の摂取量が全く足りていない傾向が顕著になってしまっていることは周知の事実となっています。

そして

日本人のおよそ7割が冷え性や低体温を自覚している

とも言われるくらいですから、摂取している油(脂)の質や量に大きな問題があることはまず間違いないと考えて良いのではないでしょうか。


極寒の国ロシアでは油(脂)の摂取量が日本の数倍~数十倍にもなる

そうですが、それも厳しい寒さに耐えられる体を作る為に先人が見出した知恵でなのだと思われますから、このことからも冷えや低体温に油(脂)が大きく関わっているであろうことが見えてきます。


前述のロシア人とは国の気候も違えば体の作り自体も全く違うわけですから、摂取基準をロシアにしてしまうとさすがに過摂取で反って体を悪くしてしまうと思われますが、質の悪い油(脂)ばかり摂取していたり、あるいはそもそも摂取量が足りていない人は意識して良質の油を適量摂ることは心がけると良いですね。

特にこれから寒くなる季節に入りますから、油(脂)の役割と重要性を理解しておくことは最低限必要なことになると思います。