以前にも少し書いたことがありますが、
学生さんが使う体操服を粉石鹸や蛍光増白剤の入っていない洗剤で洗い続けると、およそ半年前後で体操服が全体的に黄ばんでくる
ことがあります。
ですがこれは「汚れが取れていないから」ではありません。
元々黄ばんだような色の繊維で縫製された体操服に蛍光増白剤を塗りたくって白く見せかけていただけの事で、つまり本来の色が出てきているに過ぎないんです。
言い換えればちゃんときれいに洗えているからこそ黄ばんきているということですね。
だけどこのことを知らない人はまだまだ多くて、先日も素粒水の取り付けに伺った方のお宅でたまたま洗剤の話になった際も、
うちの子供がまだ学生だった頃、参観日に行くとなぜかうちの子の体操服だけ白くなくて、ちゃんと洗えてなかったんじゃないかって恥ずかしい思いをしました
と真逆の認識をされていましたから、
それはきっと粉石鹸か蛍光増白剤の入っていない安全性の高い洗剤で洗われていたからこその現象なので、じつはちゃんと洗えている証拠なんです
それどころかむしろ体操服に付いていた蛍光増白剤が取れた方が体への負担が減って、肌荒れ・アレルギー・免疫低下などの問題解決に役立つこともあるくらいですからすごく良いことなんですよ
とお伝えしておきました。
そうしたら「そうだったのか」と少し安堵した表情をされたような様子でした。
まあそりゃ蛍光増白剤の事をよく知らない状態で黄色がかってきた体操服を見ちゃったら、ちゃんと洗ってあげられてなかったんじゃないかって思うのは当然ですから、昔の事とはいえその誤解がとけて良かったです。
襟とか袖といったごく一部だけが色が変わっちゃったっていうのならともかく、衣類全体の色が変わってくるのであればそれは蛍光増白剤が剥がれ落ちて繊維本来の色が出てきている可能性が高いですからね。
そういう場合は粉石鹸若しくは蛍光増白剤の入っていない安全性の高い洗剤が使われているからこそであろうことをぜひ覚えておかれると良いと思います。