「令和の米不足」はこれから慢性化するかもしれませんね

僕が住む兵庫の端っこにある田舎でも米が手に入りにくくなっています。

まあこの辺りは米を作っている人もまだまだ多いので四方八方手を尽くせばまだまだどうとでもなるレベルではありますが、怖いのが「今後」です。

というのが何年も前から国は減反政策を進めていて、米農家をどんどん廃業させていっていった挙句、今は制度が廃止されても国からの適正な支援がないために「米農家では食べていけない」と廃業する人が後を絶たないからです。


日本経済新聞
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具体的な数字で言うと1960年には1454万人もいた米農家さんが2026年にはわずか3%の56万人にまで減少する見通し。

いくら日本人の人口が減り、米の消費量が落ち、機械化で生産効率は上がっているとはいえ、これほどまでに農家さんが減れば緊急時のための備蓄米が用意できないのは当然で、天候不良や地震速報をきっかけにした買占めがあったとはいえ、現在起きている米不足は減反政策や政府の不適切な支援が大きく関係している可能性が大だと考える方が自然というもの。

それが今後さらに米農家さんは減少していく流れになっているわけですから、米不足はこれから慢性化していく可能性が十分にあり得る話になっています。

だけどその裏で「コオロギ食え」だの「ゴキブリミルクが人類を救う」だの「日本のウジ虫が世界を救う」だの、誰がどう考えてもおかしなことばかりが進められていますからね。

ほんとに無茶苦茶です。

こういう事実をちゃんと知って、日本の農業を守りつつ、自給自足できる国作りの推進をみんなで叫んでいかないと、これから何を食わされるか分からないし、食べること自体も困難な時代がやってくるかもしれません。


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マネーボイス
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