極端なダイエットとがんとの関係性について

「急激に痩せるとがんになる可能性がある」と言われたりすることがありますが、本当にそのようなことはあるのでしょうか。

■理屈的にはありえる話です

痩せるということは、言うまでもなく基本的には脂肪が燃焼されていくことで起こる現象になりますが、脂肪の中には脂に溶ける脂溶性毒素

●医薬品
●農薬
●添加物

などが蓄積されているため、大量の脂肪が短期間に分解されてしまうと脂肪内に蓄積されていた脂溶性毒素が一気に放出され、腸や肝臓に多大な負担をかけることになってしまいます。

このことを好転反応などと言ったりするのですが、腸と肝臓はこの二つの臓器で人間の体の免疫のほぼ100%を担っているため、腸と肝臓に負担が激増するとそれとは相反するように免疫機能が急低下します。

そしてがんは免疫力が低下することで発症しやすい病気になるため、急激に痩せるとがんになりやすくなるということは理屈的は十分にあり得ることだと思われます。



ですから「全く無関係」ということはないのかもしれませんね。


■急激に痩せた直後に実際にがんになった人も・・・・

この「急激に痩せるとがんになる可能性があのではないか?」という話は、1~2年ほど前の事になると思うのですが経済評論家として有名な森永卓郎氏が某有名スポーツクラブのトレーニングによって短期間の間に20キロの減量に成功した後、すぐに末期の膵臓癌になってしまった(今では原発不明のがんになっています)ことで一時期ネットでも騒がれたことがありました。

「知ってる人は知ってるんだなあ~」

と思いながらそれらのコメントを見ていたりしたのですが、やはり何事においても急激な変化というのはあとで必ず大きな副作用をもたらします。


■何においても極端はいけません

「痩せている方が美しい」

と感じる感性は理解できますが、だからといって極端なことをして一気に痩せていくということに憧れをもつのは止めたほうが良いですね。

がんかどうかはともかく、たぶん体を壊します。