知ると本気で日本のヤバさを感じる「4割と8割」という数字


この二つの数字だけ見て

「あっ」

「あれのことか」

と分かる人はほぼいないのではないでしょうか。

ですがこのことは私たちの最も身近な所にある最も重要な問題の一つになりますので、手身近に紹介したいと思います。



この二つの数字。

じつは耐用年数を過ぎてしまった橋とトンネルの割合になります。



上の写真の赤丸部分を見ていただければ分かりますが、

●橋が8割(耐用年数40年越え)

●トンネルが4割(耐用年数60年越え)

という内訳で、これ御幣を恐れずに言うと

もういつ崩落してもおかしくない橋とトンネルの割合

ってことになるんです。



なので皆さんが普段から通ってる橋やトンネルの殆どが言わば危険地帯になってるとも言えるわけです。

とくに車で出かけている際にこのことを意識しながら橋やトンネルを見れば本当に実感しますが、マジでボロボロなところが多いです。



そしてこのことは道路にも言えることです。

バイパスや土手沿いなど、道路整備がより必要なところですら補修されないまま酷い状態で放置されている所が散見されますから、今の日本の道路環境が崩壊に向かっている様子がはっきり伺えます。





これ本気でヤバくないですか?

「もうレッドゾーンを超えちゃってるな」って感じです・・・・。





このような状況に陥ってしまった発端は、小泉政権より少し前あたりからやり始めた公共工事の縮小にあるらしく、当時は

無駄な工事を減らして税金の無駄遣いを止めよう

という大義名分を前面に押し出して勧められた施策のようですが、今となってはそのせいで各自治体の役所におられる施工管理ができる技術者の数が5人以下のところが大半になってしまったそうで、もうどんなに税金をつぎ込んだとしても技術者が足りないから新たに橋を作るとかトンネルを作るといったことがほぼほぼ無理になってしまったそうです。

なので現状すぐに出来ることと言えば、とにかく補修を行うことと、20年後30年後を見据えて新たに技術者を育成していくことくらいだと言います。

明らかに政治・行政の失策が招いていることですし、一般市民の日常の安全に直結している話でもあるはずなのに、なぜかテレビニュースではほぼ表に出てくることはありません。

だけど不思議と大きな地震が増えている中において、この道路環境の劣化すさまじさは致命的な問題に発展する可能性が高いと思うので、絶対無視できない問題のように思います。

その上大きな災害が起きなくても、普段から普通に使用しているだけで「いつ崩落するか分からない可能性が否定できない」ともなると、おちおち古い橋やトンネルを使ってもいられませんから、個人的には本当に深刻な問題として捉えています。



このことは、先にも述べたように普段から道路・橋・トンネルの状態を意識して確認するようにしていれば、おそらく殆どの人が私と同様に大きな危機感を持たれるようになると思うので、ぜひ車に乗ってどこかに出かけられる際はこのお話を思い出してみてください。

今の日本の政治・行政の歪であったりあまりの〇能ぶりが道路状況から見えてくると思います。