一時的なものならともかく、慢性的に病気や不具合を患ってしまう場合、その裏側には必ずと言っていいほど深刻な栄養不足が潜んでいます。
なぜでしょうか。
一言でいうと「不調の改善には大量の栄養素が必要となるから」です。
■慢性的な不調を抱えている人は体内の栄養素が日々大量に消費され続けています
というのがビタミン・ミネラル・タンパク・脂質といった栄養素は体の修復に使われる材料になりますから、体に何らかの病気や不具合が発生し、それが慢性化してしまっている場合はそれらの栄養素が日々大量に消耗され続けてしまいます。
また不調が続くということは体内の至る所で炎症を起こしている可能性も高いわけですが、その炎症を抑えるためにはファイトケミカルを始めとした抗酸化物質も大量に消費されてしまいます。
■不調が続いているのに栄養が枯渇しないはずがありません
にも拘らず「それでも治らないのが慢性的な不調」ということになりますから、そうなると当然そう遠からず体内のありとあらゆる栄養素が枯渇していくことは言うまでもありません。
それは常に災害が起き続け、その復興を行う度に湯水のごとくお金や資源が必要になってしまうような地域を想像してみればこの話も理解しやすいのではないでしょうか。
慢性的な不調と栄養素の関係というのはそれと同じだということです。
■あなたの体にとって必要な栄養は本当に足りていますか？
ですからいつまで経っても治らない不調を改善するためには大量の栄養素が必要になりますし、その大量の栄養補給が出来ない人はいつまで経っても栄養不足が解消されず、不調の改善も進まなないままいつまでも悩まされ続けてしまうことに繋がってしまいます。
それを理解しないまま薬を始めとした効果を感じやすいものだけで対応しようとしてもそれは一時的な凌ぎにしかなりませんから、本質的な改善に繋げることは難しいのではないでしょうか。
このことを抜きにして慢性的な不調の改善を図ることが出来るのかどうか、特に不調を抱えている人はよくよく考えてみられると良いですね。