「なぜ素粒水は美味しいのか?」についてその理由を二つ紹介します

新築のおうちに引っ越しされるにあたり、素粒水から備え付けの浄水器に変更された方から

・やっぱり素粒水は美味しかったからまた使いたいのですが、蛇口が合わなくて困ってます。
・どうしたら良いですか?

というご質問をいただきました。大変ありがたいお申し出です。

素粒水は長く飲み続けるとそのまろやかさや、やや甘みがあるように感じる味に慣れていき、だんだん他のお水のとげの有るような味がダメになっていく人が多いように思います。実際僕自身もそうで、特に大半のペットボトル水を受け付けなくなりましたし、浄水器の水にしても他社製のものだと「イマイチ美味しくないなあ~」と感じることが増えました。

もちろん中には美味しく感じる水もあるけれど、でも贔屓目なしにやはり素粒水が断然美味しいように思います。今回の方も同じように感じてくださってるのでしょうね。ありがとうございます。

それにしても色んな水がある中で、なぜ素粒水は多くの人に「美味しい」と思ってもらえるのでしょうか。考えられる理由が二つあります。


■カルシウムとセラミックによる効果

台所用に限った話になりますが、カートリッジの一部にカルシウムとセラミックが採用されています。この二つの素材は除菌や水のPHをアルカリ寄りにする効果がありつつ、塩素除去効果も期待でき、さらにとろみや甘みを与えて飲みやすい水に変えてくれています。

同社の浴室用浄水器セラピーシャワーのカートリッジにはこのカルシウムとセラミックが入っていないため、飲み比べていただくと味の差がよく分かるはず。美味しい水に変える効果はかなり高いものがあると思います。

■水のクラスターが小さい

水は化学式で表すとH20になります。そして現代の水道水はこのH2Oが単体で存在しているのではなく、いくつか集まった集合体として存在していて、平均30個前後の塊(クラスター)になっていると言われています。ところが水は塊になればなるほど元気が失われ、水としての質が落ちるとされていますから、クラスターが小さいほど質の良い水ということになります。
それが現代の水科学の常識になっているわけですが、天然のきれいな湧水などはまさにこのクラスターが小さいからこそ、常温でもゆうに一年以上腐らずに保存することが出来ると思われ、味の面においてもクラスターが小さいほど角が取れたまろやかさが得られて、とろみも出てくると考えられています。

そして素粒水というのはこのクラスターを最小単位にまで砕いた水のことを言いますから、腐敗しにくいことはもちろん、刺すような角のある味がなくなり、まろやかでとろみを感じる水になっていると思われます。

素粒水は「天然のきれいな湧水と味がよく似ている」と言われることも多いですが、それは水のクラスターが小さく、水としての本質がきっと天然水と同じだからですね。