ランドリーやドライには「新幹線を洗う洗剤にも採用されているあの成分」が配合されています

以前聞いた話によれば

新幹線を洗うために使われていた洗剤というのは、かつてはとてつもなく危険性が高いものだった

そうです。



というのも新幹線の洗浄には時間も手間もかけることは出来なかったため、非常に強力な化学系洗剤を使用。

だけど濯ぎきれずに新幹線に付着したままの化学系洗剤は、時速200キロ以上の速度で走行するうちに少しずつ飛散し、今度はそれがトンネルの内壁などに付着。

すると洗剤の洗浄力があまりに高すぎて、洗剤がトンネルの内壁を侵食し、時間の経過ととも少しずつコンクリートが剥がれていったそうです。





そうなると、前述したように時速200キロ以上の速度で走行する新幹線にとってはたとえ小さな破片であっても非常に危険な要因になりますから、放置しておけばいつか大惨事を招くことは間違いありません。

またコンクリートの劣化を促進してしまうほどの洗浄力となると、当然人間にとっても自然環境にとっても危険性が高いものであることも間違いないことから、いつしか新幹線の洗浄を行う洗剤の危険性が叫ばれ、問題視されるようになったそうです。





そこで三重県のとある研究団体が新たに開発・提案したのがオレンジエキスを主成分にした洗剤。
(と聞いています)



オレンジエキスはニューヨークの地下鉄の落書きを消すことに使われた話がとくに有名ですが、

●廃棄物を有効利用できること
●油汚れを落とす力が強いこと
●人や環境に優しいこと

などの点が特に優れていて、洗剤の主成分としては非常に優秀な素材になります。



そのオレンジエキスで作られた洗剤を使用することにより、化学系洗剤で起きていた洗浄力が強すぎたり、人や環境への危険性の問題を解決しつつ、新幹線を洗う洗剤として必要な洗浄力や機能性を実現。

今では洗剤に関する問題が聞かれるようなことはなくなりました。



新幹線が安全に運行できているのも、

安全な洗剤が開発されたお陰

という一面もあるということですね。




そしてこのような事例があったことがきっかけだったのかどうかは分かりませんが、現在オレンジエキスは一般的な洗剤にも数多く採用。

昭和~平成にかけてのテレビでは「オレンジパワーの〇〇〇〇」というCMがしょっちゅう流れていたことを覚えている人もまだまだ多いと思います。



またオレンジエキスはソニア洗剤ビオトープシリーズにも採用されていて、

●ランドリー
●キッチン
●ドライ

の主成分となっています。



中でもランドリーにはオレンジ50個分ものエキスを配合。

そのお陰だと思いますが安全性も洗浄力も非常に高く、オレンジエキスの優秀さを感じていただける製品に作り上げられています。