とある研究結果から
どれほど気を付けていても人工甘味料の摂取を防ぐことは不可能であることが分かってしまった
という話を聞いたことがありますが、いよいよナノプラスチックも同じような状況になってきたみたいです。
これだけプラスチックに囲まれた生活を送っていれば体内に取り込んでいないはずはないわけですから、当然といえば当然の話になりますが、でもこうやって改めて大学の研究で確認されたという話を聞くとやっぱりいい気はしないですね。
きっと僕の体の中にもナノプラスチックは入っちゃってるんだろうなあ~。
ナノプラスチックは体にとっては当然異物であり有害物質なわけですが、具体的には
●内分泌系の乱れ
●免疫の乱れ
●アレルギー
●炎症反応
を引き起こす物質とされています。
ですから普通に考えればペットボトル飲料をよく飲んでいるとか、カップ麺をよく食べるとか、あとプラスティック系の素材で作られた電気ポットなどを頻繁に使うような人はこれらの不具合が出やすくなるのかなあ~とか思ったりするわけですが、中でも特に僕が気になっているのが「免疫の乱れ」です。
というのも異物や有害物質が血中に取り込まれると、体はそれを除去するために免疫系である白血球を派遣してそれらの物質を分解させるというシステムが備わっているのですが、そのシステムによってマイクロプラスチックの害を減らすことは出来るものの、代わりに白血球には余分な仕事を押し付けてしまうことになります。
そして白血球は状況によって数が増えるということはなく、ほぼ一定の数を維持すると考えられていますから、余分な仕事が増えてしまうということは、本来やるべき他の仕事が出来なくなる、あるいは疎かになってしまうことを意味します。
つまりそれは菌やウィルスに対して非常に抵抗力が落ちるということですし、がんを始めとした免疫低下によって引き起こされる病気に対しても非常に弱い体になってしまうということです
これは大問題ですよね。
また違う見方をすれば異物や有害物質が体内に取り込まれると、それらの物質の分解や解毒処理を行うのは肝臓になりますが、肝臓は「免疫の1/3を担う臓器」であり、また体を修復する機能である「代謝を司る臓器」でもあります。
そしてその肝臓に余分な仕事が増えてしまうわけですから、やはり免疫力が大きく低下することが考えられますし、また修復機能も落ちてしまうために種類を問わずあらゆる病気に罹りやすくなったり不具合を発症しやすくなることが考えられます。
またそうなると当然病気や不具合の回復スピードも落ちるでしょうから、病気や不具合の慢性化が発生しやすくなることも考えるられるわけで、じつはこうした目に見えにくい毒性物質の蓄積が、感染症に罹りやすい体を作ったり、病気や不具合を慢性化させやすい弱い体を作る原因になっているのではないかということです。
「だ か ら」なのですが、現代人特有の不具合であるアレルギーや子供の発達に関連した障害なども、マイクロプラスチックや肝機能の低下が大きく関わっているのではないかと個人的には考えています。
そのため思うのが、やはりできる限りマイクロプラスチックを取り込まない食生活を心がけることと、取り込んでしまった異物を少しでも効率よく排泄できる体作りを行ったり排泄法(解毒法)を持っておくことが重要ではないかということです。
でないと今の人間の体に備わっている機能だけでは、もうどうにもならないくらいマイクロプラスチックは溢れかえっていると考えられるし、他の有害物質も同じような状況ですから。
「入れない」ことと「出す」ことは、現代人に課せられた大きな課題なのだと思います。