薬や手術にばかり頼ることは、破産寸前の会社が金融会社からお金を借りることとよく似ています

破産寸前の会社でも、金融会社からお金を借りることが出来れば一瞬で破産の危機から免れることができます。

このことからお金を借りるということは、破産という問題に対して即効性と効果がものすごく高い非常に有効な方法であるということが言えると思います。



しかし借りたお金は返さなければいけません。



根本的な問題である「売り上げ」や「収益性の改善」が出来ていなければ、借りたお金の返済が自らをさらに苦しめる要因となってしまいますから、お金を借りれたから「良かった良かった」「もう安心」ということにはなりません。

むしろお金を借りた後の方がこれまで以上に経営が大変になってくるわけで、借りたは良いけど結局支払いが出来ず倒産してしまったという会社もたくさんあることは誰もが知るところだと思います。



お金を借りるということは即効性や効果の大きさもさることながら、必ず大きな副作用(リスクや負担)も付いてくるということです。



お金を借りることで一時的に破産の危機から免れる=問題が解決した

ということにはならないんですよね。





このことは薬や手術と非常によく似ていて、まず大前提として病気や不具合を抱えてしまうのは

●基本的には自身が持つ自然治癒力(収益性)が低下しているか、
●あるいは修復材料(売上)が足りないかのいずれか(もしくは両方)が原因になる

のですが、その原因の部分を改善することなく安易に薬や手術に頼り続けると、薬や手術にも必ず副作用(負債を抱えるようなもの)はありますから、その副作用によって体の自然治癒力(収益性)はさらに低下しますし、修復材料(売上)もこれまで以上に必要になってしまいます。



なのにそれでもまだ薬や手術だけに頼りつづけてしまうと、経営がうまくいっていない会社同様「いつの間にか薬漬け(借金で借金を返す)の体」になっていたり、最悪「気付けば手遅れだった」といったようなことに見舞われてしまうのではないかということが考えられるわけです。



だけど今の日本人ってほんとむやみやたらに薬や手術に頼る人が多いですよね。

そしてそういう負のスパイラルに知らず知らずの内に入り込んでしまっている人も非常に多いのではないでしょうか。

病気や不具合を抱える人がますます増え続けている理由ってつまりはこういうことなのだろうと思います。

それは決して良い傾向とは言えませんね。



むしろ薬や手術に頼りきりの考え方(借金する体質)からどう脱却していけるか。

その事の方が健全な体作りに於いては、今の日本人には必要なことではないかなと思います。