「栄養を摂れば栄養不足が解消される」と思ってませんか?

食べた物が形を変えずそのまま体内で使われる

ということであれば、ただ栄養を摂るだけで栄養不足は解消できると思います。

たくさん入れれば良いだけのことですから。




しかし、

・食べた物(栄養)は必ず最小限の分子単位まで分解され、
・吸収され、
・代謝(作り変え)され、
・血流にのって体の隅々まで届けられ、
・それぞれの細胞がその部位に必要な物質を生成する

という流れで活用されています。



それはつまり、

消化⇒吸収⇒代謝⇒循環というこの四つの機能が適正に働いていないといくら栄養を摂取したとしてもその栄養は全く活用することが出来ない

ということであり、単に栄養を摂取するだけでは栄養補給にならないということを意味しています。



このことは誰でも何となく理解できていることであるとは思いますが、じつは栄養摂取を試みる際に於いてこのことは非常に重要で、何故なら年齢を重ねている人や慢性的な病気や不具合を抱えている人の場合、胃(消化)や腸(吸収)や肝臓(代謝)が弱っていること多く、また体が硬くなっていたり血管の柔軟性が失われて体液循環が悪くなっていることも非常に多いからです。

そしてそのような方は現代日本人には非常に多く見られ、大半の方が栄養素をうまく活用できなくなっているように見受けられます。
(高齢者の割合や病気不具合を抱えている人の割合を考えれば、あながち穿った見方でないことは分かるのではないでしょうか)


栄養は通常の食事からだけでは「必要な種類」を「必要な量」摂取することはほぼ不可能に近いくらい難しいことであるのは間違いなく(厚労省のデータなどでも証明済み)、だからこそ意識してしっかりした栄養摂取を試みることは重要なことではありますが、それ以上に断然重要なのはその摂取した栄養素を効率的に活用できる体作りです。



ですがその事を伝えている人や情報があまりに少なすぎますね。

ですから蛇足を省いて端的に書いてみました。



栄養が満たされた体を作るには、いかに消化・吸収・代謝・循環というの四つの機能を高めることができるか

すべてそこに係っていると考えてよいと思います。