フランスで伝え続けられている「30日目の蓮の花」の逸話をご存知でしょうか?
ある大きな池に咲いた一枚の蓮の花が毎日倍々で数が増えていき、29日間かけてようやく池の半分を埋め尽くすのですが、残りの半分は翌日の30日目のたった一日で埋め尽くされてしまった。
というお話です。
池をよく観察している人なら、30日目に池が蓮お花でいっぱいに埋め尽くされることを想像するかもしれませんが、そうでない人は
「まさかたった一日で蓮の花が池一面を覆い尽くすとは」
と驚くことになりますね。
これは「問題」というものが表面化していくときの様子を例えた話として用いられていて、「29日目の恐怖」という名前が付けられています。
最近では環境問題の深刻さに気付いてもらうために良く使われているようです。
一方でこのお話は人が潜在能力を開花させるときの状況にもよく似ているそうで、日々絶え間なく努力を続けていれば、それがどんなに実を結んでいないように感じていても、「才能」という花は見えないところで確実に咲き続けていて、最後の局面で一気に開花するそうです。
だから
「結果に一喜一憂するのではなく、自分を信じて努力を継続し続けることをこそ大切にすべきだ」
という事を教えられます。
努力が成果に結びつかなければ、あるいは誰にも認めてもらえなければ、ついつい今までの自分を否定したり落ち込んだりすることが多かったのですが、このお話を知ったことで結果や人の評価を気にする事なく、努力し続けることに価値を見出せるようになりました。
お陰で困難な状況がやってきても迷うことなく、落ち込むこともなく、やるべきことだけに集中して日々を過ごせるようになりました。
もし皆さんも、努力が報われずにくじけそうになった時はぜひこの話を思い出してみてください。