「マムシに噛まれたらすぐに血清を打てばいい」わけではないところに、医療や治療の難しさが見えてきます

先日

マムシにかまれて血清を打ったことがある

という人に出会いました。



でその時のことを色々と聞いてみると、

毒蛇に嚙まれたからといっても病院ではすぐに血清を打ってくれない

らしく、

このままだと命の危険がある

ってギリギリの所まで様子を見るのだそうです。

不思議ですよね(´・ω・)?



これ素人考えなら、

毒蛇に噛まれたらすぐ血清を打てばいいやん

と思ってしまう所なのですが、どうやら血清というのは非常に強いアレルギー反応が出てしまうかもしれない代物だという事で、万が一本当にアレルギーが出ちゃうと毒よりもそっちの方が危険なんだそうです。

だから腕を切り落とすとか命に係わるくらいの危険性が見えない限りは、毒の症状が治まるまでひたすら根性で耐えてもらうのが病院治療の基本方針になるのだとか。



だけどマムシ毒ってめっちゃ痛いししんどいみたいですから、根性で耐え抜くっていうのは辛いですね。

実際気絶しそうなくらいめちゃくちゃきつかったみたいだし・・・・。

やっぱり嚙まれないのが一番です( ̄▽ ̄)





それにしても血清が非常に危険なものだとはこの話を聞くまで思いもしなかったことですが、よくよく考えてみれば

毒を以って毒を制す

という言葉もあるくらいですし、

毒とは同じ分だけ真逆の方向性を持った物質が血清

と考えれば血清もある意味では毒になるとも思うので、そりゃあ体には良くないし危険度も高いはずです。

簡単に打ってくれないわけだ。



血清って即効性があってものすごくよく効く便利な解毒剤だと思ってましたが、やっぱり即効性や効果の高いものはその反動も大きいということですね。こわいこわい。

すぐに多大な結果が出るものというのは、その裏側にあるリスクもよく確認しておかないといけないなあ~という事がよく分かるお話でした。



これきっと薬も同じことだと思います。

あと感染症のあれとかね。
(阪神のアレじゃないですよ笑)