世界で最も人工透析率が高い国
と言えばどの国の事か分かる人はいるでしょうか?
その答えはきっと意外だと思いますが、じつはお隣の台湾です。
えっ!!
なぜ???
って思いますよね。
もちろんそこにはおそらくこれが原因だろうと思われる理由が存在していて、その理由と考えられているのがなんとなんと半〇体工場なんです。
ちょうど今、熊本でもとてつもない規模の工場が建設され始めているところですよね。
半〇体工場というのは勤めていたことがある人ならよく分かることですが、とにかくたくさんの種類の薬液を使います。
僕も昔液晶パネルや半〇体の製造工場で働いていた経験がありますからよく覚えていますが、
・レジスト液
・酢酸ブチル
・現像液
・剥離液
・高濃度のフッ酸
などを始めとした、人体や環境に悪影響を及ぼす危険性の高い薬液が毎日大量に使用され、それによってようやく液晶パネルや半〇体というのは製造することが出来ます。
ですからその製造過程において使用された薬液は、きちんと無害化処理が行われたうえで排水されていたら良いのですが、どうも台湾のこの超巨大メーカー工場はその廃液処理がきちんと行われていないのではないかという疑いがあるようで、その汚染された排水のせいで周辺地域住民の健康被害が増大。
人工透析患者さんが激増しているのもその汚染水による環境破壊のせいではないだろうか
と、工場周辺の地域住民の方々は考えているようです。
そのため国や工場に対してかなりの苦情や陳情が行われているとも言われていますが、それらはすべてお金や権力で握りつぶされてるとも言い、だからこの問題が公に表に出ることはないとも噂されています。
しかしながら台湾という国が人工透析率が世界一という事実は間違いなくあるわけで、加えてその原因が半〇体工場にあるのではないかというこの憶測は理屈的に考察してみても非常に信憑性の高さが伺えることから、ネット記事やユーチューブなどで半〇体工場の危険性を訴える人が増えてきています。
過去に半〇体関連工場で働いてきた経験を踏まえたうえでそれらのソース媒体の情報を検証してみると、素人考えながら僕も半〇体工場で使用されている薬液の処理って本当にちゃんとされているのかは非常に疑問が残るところで、人工透析患者を増やしているのもやはり半〇体工場に問題があるのではないかと疑ってしまいます。
僕がかつて働いていた工場(今から約30年前)は東芝と東芝系列の会社でしたし、周辺地域に何か環境汚染が起きたような話も一切聞かれなかったことから、廃液処理はきちんと行われていただろうとは思っていますが、台湾のこの大規模工場は事実上〇国の会社という話もありますし、かの国の息のかかった工場なら廃液処理を適切に処理しようとする意識は皆無だろうとも思いますからね。
少なくともこの半〇体工場に関しては、企業モラルから疑ってかかったほうが良いと個人的にはとても危惧しています。
だけど日本政府も熊本もこの企業を大々的に歓迎して、補助金まで投入しまくって工場の誘致&建設を進めています。
本当に大丈夫でしょうか?
また半〇体は薬液処理の問題だけでなく、きれいな水を大量に使うという問題もあって、まだ工場が完成してなくて稼働もしていない今の段階から、工場周辺の井戸水の水位が20メートル以上下がってしまったという話も出てきたりしています。
熊本は農業や畜産業も盛んですが、それは地下水を豊富に使えるからこそできる話であって、その地下水が半導体工場によって失われてしまうと、農業や畜産業が崩壊してしまいます。
加えてもし仮に本当に半〇体工場が人工透析の原因だった場合は、水俣病クラスの公害が起きる可能性もあって、とにかく半〇体工場には大きすぎるリスクしかなく、決して安易に受け入れていいものではないと思います。
それがこれだけ簡単に建設が進んでいくのだから、利権や金に目がくらんでいる人があまりに多いという事なのでしょうか。
金に魂を売るってのはこういう事なのか
とすごい憤りを感じます。
そういう人達は、
売ってはいけないもの
手放してはいけないもの
があることが分からないんですね・・・・・。
近い将来。
熊本で人工透析患者が激増したり、農業や畜産業が壊滅的な状態に追い込まれたりしないか心配です。(単なる杞憂に終われば良いですが・・・・)
ちなみにこの誘致ってもともとは安倍さんが始めたものだという話ですから、外交などは凄く好感の持てた安倍さんですが、経済政策についてはやはり全く評価できません。
まともな経済対策や国内整備を行おうとする政治家が全くいないことが、この国の最大の問題ではないかと素人ながらそう思います。
その分一般市民が賢くなって国や行政や企業を正していくしかないという状況に追い込まれているのが、今の日本という国の姿なのでしょうね。
政治家や大企業のお偉いさんと言えばもっと賢かったり志のようなものが少しはあると思っていたのですが、まったくもって残念でなりません。