昨日のブログでご紹介させてもらった、北海道は帯広にフェーリエンドルフというペンションを経営されている方に、どうして浄水器の取り付けを検討されたのかその理由を尋ねてみました。
まあ浄水器の話を聞きたいという方には毎回その理由を聞いているのですが、今回は北海道という一見浄水器が必要なさそうなイメージを持たれがちな地域にお住まいの方が取り付けを考えられているという事でしたから、その理由がいつも以上に気になっていました。
それでいただいたお返事というのが、
北海道の家では飲料水に地下水を使っているのだけど、明らかに目で見て分かる不純物があるんです
それが気になって水質検査に出したら、「基準はクリアしているので数値的には問題ないと思います」という返答だったんですけど・・・・
でも目で見える細かい微粒子の何かが見えるのがなんだか気持ち悪くて
だからと言って毎回ミネラルウォーターを買いに行くのもしんどくなってしまって
それで浄水器の取り付けを考えるようになってたところにこちらのお宅に伺ったら台所に浄水器がついてるでしょう
それで「この浄水器ってどうなの?」って尋ねてみたら「すごく良いよ」って勧めてもらって
そんな経緯でお話を聞かせてもらうことにしたんです
という事でした。
北海道の地下水だからって決してきれいとは言えないという、なかなかリアルなお話です。
とは言うものの、実は実はフリーサイエンスの杉山社長が北海道出身の方で、
きれいだと思っていた北海道の地下水が意外にもそうではなかった
という事がきっかけで浄水器の仕事に携わるようになったとも聞いていましたから、
やっぱりそういう類の理由だったのかあ
と想定内のお返事でもありました。
自然豊かな地域だから
みたいな何となくのイメージでその地域の水質を判断してはいけないような、今はそんな環境になってしまってるという事ですね。
結局のところ自分の目と口と知識を駆使して判断することが一番だということではないでしょうか。
そして肝心の「目でも確認できるというくらいの微粒子の汚れ」ですが、それがどのような汚れなのか一つ思い当たることがあって、以前のブログにも書いたことがあるかもしれませんが、粘土質の泥が微粒子になったものである可能性が考えられます。
というのも姫路市のお隣に位置する三木市にお住まいの方が、毎月のように浄水器のフィルターが灰色に変色してしまう事から、水道局に問い合わせをしてみたところ
それはシルトという粘土質の泥が微粒子になったものです
三木市の一部の地域では、水道水の50%前後に地下水を使用しているのですが
沈殿しきらないシルトが水道水に混ざっていて
それがフィルターに付着して灰色になっていると思われます
ただ安全上は問題ないので気にしなくても大丈夫ですよ
という回答をもらったと聞いたことがあったからです。
ちなみにその時のフィルターの写真がこちら。
この色とフィルターの汚れ具合を見て、安心してその水を飲める人というのは少ないのではないかと思いますがどうでしょうか・・・・。
少なくとも僕はシルト入りの水道水をそのまま飲むのは嫌だし、これで健康上何ら問題ないと言われてもちょっと信用する気になれませんね。
これ程のレベルの汚れた水が出てきたかどうかは分かりませんが、でもこんなフィルターがあることを知ってしまうと、先方さんが「この水はちょっと飲みたくない」と思われたも無理のないことだと思えてきます( ̄▽ ̄)
もちろん水道局の方が言われるようにシルトについては安全である可能性について否定もしませんが、とは言え少なくとも浄水場で取り除けない汚れがあるのは間違いありませんし、また何も対策をしなければそうした汚れが入った水を知らず知らずの内に飲んでしまっている可能性があるので、こうしたお話を聞くと改めて今の水道環境においては浄水器の必要性の高さというものを再認識させられます。
万が一その汚れが健康上に被害をもたらすものだったとしたら、場合によってはほんとに取り返しのつかない事になる可能性だって否定できないですからね。
なので飲み水の安全性を確保するための対策は、健康を守るうえで重要項目の一つと考えておくべきではないかと思われます。
先方さんにもこうした話をさせていただくと、
最近は大量の地下水が汲み上げられるようになっていると思うので、その時に泥が舞い上がっている可能性は確かに考えられます
そう言われるとなんだか納得です
となるとやっぱり何かしら浄水器は取り付けた方が良さそうですね
とご理解いただくことが出来ましたし、少し安心いただけたようにも思います。
いやあ良かった良かった。
にしてもほんと繰り返しになりますが、日本の水道水や地下水の安全性はどんどん崩れていってますね。
北海道がこんな状態で、熊本も超大型工場の建設で今後は地下水や周辺の河川の汚染が心配され始めています。
公的機関や行政も全く頼りになりそうにありませんし、これからの日本の水資源がどのように保たれていくのか。
心配が尽きませんm(_ _)m