「日本は特に失敗に厳しい国」
と言われることが多いですね。
確かにたった一度の失敗を皆で一斉に叩くような風潮があり、
失敗=ダメな人
という烙印を押されがちだと思いますし、そのため
「何事においても絶対に失敗はいけない」
と思い込まされているようにも見えます。
ですが「失敗しない」という事を最優先にして物事を捉えるようになると、それはイコール何もしなくなるという事に繋がっていってしまうので、
✖自分の頭で考えることをしなくなりますし
✖他人の指示なしには動かなくなりますし
✖新たなチャレンジもしなくなってしまいます。
その結果、自らの意志で動けない人が大量に作られてしまっているのが今の日本という国ではないかと思います。
しかしあの超巨大企業であるソフトバンクの孫正義氏ですらも
部下がミスしたら烈火のごとく叱責しますが、でもソフトバンクで一番失敗しているのは会長である私と社長の二人です
と言われているくらいですから、どんなに優秀な人であっても失敗はするものですし、またその失敗を重ねるからこそ本物の経験や気付きを得ることが出来るのであって、ソフトバンクという企業もそうした失敗の積み重ねがあったからこそ作り上げることが出来たことを考えると、自らが成長することであったり自立していくためには、積極的なチャレンジや失敗というエッセンスが欠かすことのできない要素の一つであることが、孫氏の話やソフトバンクという企業から推察することが出来ます。
僕自身はソフトバンクや孫正義氏を全く好きにはなれないのですが、この発言に関しては嘘偽りがない等身大の話をされているように思っていて、チャレンジや失敗の重要性を説いた非常に好感の持てる経験談だなあと強く印象に残っています。
だからこそ失敗しないことよりもチャレンジを優先することが大事だと思いますし、またたくさん失敗をして、失敗の中からでしか見つけることのできない貴重な気付きや学びを得ることに価値を感じる人が増えれば良いなと思っています。
そうなれば、世の中もっともっと自立した人が増え、前向きで明るい社会に変わっていくはずだからです。
そのためにこれは知っておきたいのが、
やって良い失敗とだめな失敗の違い
です。
いくら
失敗は成長の糧
だからと言ってどんな失敗でもやって良いわけではありませんから、それを判断する基準を自分自身でしっかりわきまえておくことは大事です。
それを理解しないままなんでもチャレンジしてしまうと、それこそ取り返しのつかない失敗をしてしまう可能性も出てきますから。
ではそのやって良い失敗とやってはいけない失敗の判断基準とは何か?
ですが、僕が基準にしているのは
自分で責任を負えるかどうか
というこの一点のみです。
自分で責任が取れる範囲のリスクであれば、仮に失敗しても他人に迷惑をかけることなく自分で処理できますから、必要なのはここの見極めではないか
と思います。
それさえきちんとできていれば、すべて自分で判断して、失敗を恐れず何事においてもどんどんチャレンジしてみたら良いのではないでしょうか。
反対に、自分で責任を負える範囲の事でも今は失敗を恐れ、チャレンジをしようとする人が明らかに少なくなっていますから、そちらはほんとに大問題。
まあ昔僕が働いていた従業員100~200名ほどの会社では、100円のボールペン一本買うにも社長の許可がいるような会社でしたし、きっと他にもそういう会社は結構あって、そんな会社で働いていたらそりゃあチャレンジに前向きな人や自己判断が出来ない人が増えるのも当然だとは思うのですが、こうした今の日本の悪しき流れは変えていくべきだと考えます。
でないとどんどん機械みたいな人間が増えるばかりになってしまいます。
やってみていい失敗とダメな失敗の判断基準はとてもシンプルで簡単なことなのですが、意外とこの判断基準を持ってる人って少ないように思うので、これを機会にぜひ覚えていただいて、前向きなチャレンジに挑戦してみるきっかけにしていただけたらと思います。
断言しますが、良いチャレンジが増えると人生変わりますから ( ̄ー ̄)ニヤリ