深海240メートルに隠れされた未だ解明されていない不思議と素粒水の関係性

素粒水は腐敗しにくく醗酵促進作用があるお水です。


そんな不思議な特徴を持ったお水を生み出す秘訣が「深海240メートルの圧力」です。

プラントに注ぎ込まれたなんの変哲もないどこにでもある水に、深海240メートルの圧力をかけては抜き・かけては抜きを24時間繰り返すことによって生み出されています。




一応表向きに公表されている素粒水の作り方の秘密というのはこんなシンプルなものなんですね。

ですからおそらく

「ほお~~~」

「それはすごい技術を使っているね」

「目の付け所が違うなあ~」

なんて感想を持たれる方はほぼ皆無で、



むしろ

「圧力かけたから何なの?」

「それが腐敗しにくいことや醗酵作用とどうつながるんだ」

「全く意味不明」

と思われる方の方が圧倒的に多いのではないかと思います。



少なくとも最初に素粒水の話を聞いた時の僕の感想はそうでした(^^;






ところがこの加圧という手法。

ちょっと調べていただければすぐにわかるのですが、物質の物性を変化させるためにありとあらゆるところで使われている、実はれっきとした信頼性のある技術でありとても不思議な技術でもあるんです。




最も一般的に使われているのは金属に対してで、金属に関しては高温というもう一つの要素も絡めてのことにはなりますが、高温と共にものすごい圧力をかけることによって熱耐性を上げたり衝撃に対する耐性を上げる効果が得られることから、「金属の質をより高める」という目的のためにこの圧力という技術が日常的にあらゆるところで使われています。



また面白いところでは炭や灰にこれまた高温と併せて高圧をかけていくとダイヤモンドが出来上がるため、近年では

遺灰をダイヤモンドにして形見にしましょう

というサービスがみられるようになりました。

金属加工の際に使われるドリルの先端のダイヤモンドも、この高熱と高圧によって生み出された人工ダイヤモンドが使用されています。



とまあこんな風に、圧力というのは物性をまるっきり変えてしまう力があるということで、それを素粒水にも使ってるってことなんですね。



そうすると、一般常識からはちょっと想像もつかない面白い水が出来ちゃうということなのですが、ではなぜその圧力を深海240メートルの圧力にしているのか。

ここを知って頂きたいのでちょっとだけ解説してみます。





深海240メートルというのはいわゆる海洋深層水と呼ばれる水とそうではない水の境目にあたる深さ

なんです。

一般的には海面から200メートルよりも深い位置にある水を海洋深層水と呼んでいますが、厳密にはどうも240メートル付近を境にして区別しているようです。



この海洋深層水とそうではないお水は質が全く違っていて、

240メートルより上の層は

●太陽の光が届き

●水温が高く

●生活排水で水が汚れており

●ミネラルなどの栄養価は少なく

●水が腐敗しやすい

という特徴があり、


下の層は

●太陽の光が届かず

●水温が低く

●生活排水の汚染が少なく

●ミネラルなどの栄養素が豊富で

●腐敗しにくい

という真逆の特徴を持っています。



そして徐々にそうした性質の水になっていっているのではなく、大体240メートルの地点を境にして、いきなり質が変わるそうです。




ですからその境目には水の層が出来ていて、目には見えない波が発生し、その波の高さは時によっては100メートル級もの大波になることもあるそうで、こうした現象がまだ知られていない時代は潜水艦がその深海240メートル付近を航行していることもあったため、ときにその大波に巻き込まれて潜水艦が真っ二つに折れ、沈んでしまうというようなこともあったそうです。



それにしても

なぜ240メートルの地点で水の質がそこまで一気に変わってしまうのか

ですが、



これについては

「圧力が水分子の結合の仕方に影響を与えていることが大きな理由だろう」

くらいの事しかわかっていないようで、どうもまだまだ不明な点はいっぱいあるような雰囲気です。



何せ水自体が科学で全く解明されていない物質ですから、全てが分らなくても無理はないことなのですが、いずれにしても240メートルを境にして水の質が大きく変わっていて、そして海面から240メートル以下の海水の質が上の層の海水より明らかに良いことは間違いなく、そこに目をつけて水に240メートルの圧力をかけては抜きかけては抜きを24時間繰り返してみたら、結果出来上がったのが「素粒水」だったというわけです。



・偶然の産物?

・もしくはあらゆるチャレンジの賜物?

のお水なんです。




そして冒頭に書いたように「腐敗しにくく」「食材の醗酵を促進させる作用がある」という点だけでも素粒水は十分に面白い水なのですが、作り始めに使用する水の温度は常温なのに、24時間後に素粒水として出来上がった際の水温がおよそ80℃にも達しているという点も非常に面白いところで、そのようなことになってしまうのは加圧と除圧を繰り返すことによって水の分子活性が高まっていることが理由だろうと考えれています。

じっさい他の水と比べると素粒水は沸騰させるまでの時間が短くなったりもしますから、素粒水化した水は分子活性度が高く、元気なお水であることは間違いないように思われます。



一応会社の説明でも、

一般的なお水と比べると素粒水の水分子活性度は何兆倍にも達していると想像される

とのことで、その分子活性の高さのお陰で水が腐敗しにくくなっているみたいですね。



まあ確かに流れがあるところでは水は腐らないわけですから、分子活性度が高いお水は腐りにくいという考え方はちゃんと理にはかなっているとは思います。

ただ何兆倍も活性度が高いって点だけはちゃんとした根拠を聞いたことがないのでどこまで信じていいかは僕にもわかりません。

ほんとのとこはどうなんでしょうね( ̄▽ ̄)


さてここまで色々書いてきましたが、単に「圧力をかけて作られた水です」という紹介の仕方だと

「ふ~ん」

「そうなんですね」

くらいにしか思っていただけないと思うのですが、圧力の持つ不思議な現象をいくつか知ってみれば、素粒水の面白さや秘められた可能性をいくらか信じて頂けたのではないでしょうか。

使っていくうちに実体験から理解いただけることもたくさんあると思いますが、理屈的な面からも知っておいていただけると、「トンデモな水」ではなく「とても理に叶ったでもちょっと不思議な水」であることがご理解いただけたと思います。



こういうちょっと特殊な類のお水って、ちゃんとした裏付けや根拠がないものを、さも「科学で証明されているんだ」「これは凄いんだ」的に話を盛っては販売に繋げている企業も少なくないと感じていて、販売する側としては「それは良くない」と思ったのでこうした説明をさせて頂きました。



特段知ったからと言って「大きなメリットがある」という話しでもなかったかもしれませんが、良かったら少しだけ記憶の中に留めておいて頂けると嬉しいです。