ソニア化粧品には動物由来原材料が一切使われていません

化粧品に使用される原材料は大まかにいうと植物由来と動物由来と石油系の3種類に分かれるようですが、石油系は論外なのでスルーするとして、


動物由来の原材料にどのようなものがあるのかというと

●コラーゲン(主に豚皮や魚のうろこなど)

●ヒアルロン酸(鶏のとさかが殆どで、コラーゲンドリンク皇潤のピンク色はとさかの色だろうというのは有名な話です)

●エラスチン(豚の大動脈や魚の動脈など)

などが代表的なものになりそうです。



しかしソニア化粧品に使用されているのは

動物由来以上の保水・保湿力をもつと言われる植物性コラーゲンの大豆発酵エキス

であったり、



同じく大豆から抽出した

植物由来ヒアルロン酸でポリグルタミン酸

という成分になります。




他にもエラスチンに関しては、

エラスチンを直接配合するのではなく、植物性成分のシラカバ樹皮エキスを使用することで真皮層でのエラスチン産生促進を促す

という方法が選択されています。




また2年程前までは、

「他に良質の原材料がない」

という理由から唯一スクワランだけサメの肝臓から抽出されたものが使われていましたが、



「品質や価格が安定した」

ことをきっかけにサトウキビ由来のスクワランに変更され、現在では動物由来の原材料は一切使われていない設計となりました。




こうしたこだわりは一見ヴィーガン思考からくるもののように思われるかもしれませんがそのようなことは全くなくて、じつは安全性を大事にしているからというのが理由で、それは例えば狂牛病を思い起こしていただくと分ると思いますが、

「飼料は肉骨粉を使ってますけど、ちゃんと検査をした結果何の病気も持ってませんでした」

「だから食べて頂いても安心安全です」

と言って流通していた牛肉が、





1~2年後になって急に

「今になって分ったことなのですが、肉骨粉を食べさせていた牛はどうやら狂牛病という病気に罹っていたようです」

「食べると危険なのですべて回収します」

と真逆の事を言いだし、けっきょく肉骨粉を食べて育った牛肉の流通は以来完全に無くなったということがありました。




動物由来の原材料にはこうした

「後になってじつは・・・・・」

というリスクがどうしても付きまとってしまうようで、そのリスクを回避するために動物由来の原材料を使わない選択がなされたということです。





確かに何かあってから

「やっぱり動物由来の原材料は使わうべきではなかった」

となってもそれでは遅すぎますから、何も起こらない内から少しでもリスクを減らしておく工夫や努力を行うことは大事ではないでしょうか。




化粧品の安全性というとどうしても「鉱物油」を始めとした化学合成系の原材料の使用だけが意識されがちですが、細心の注意を払うなら動物由来原材料の使用の有無も指標の一つになるかもしれません。

特にソニアのようにヴィーガン思考ではない企業の製品に動物由来原材料が使用されていないということは、安全性に対する企業の意識の高さが表れているとも言えそうです。




どのような原材料が使われているのかチェックしてみると、その会社の企業姿勢や製品品質が垣間見えてきますから、少し意識されてみると色んなものが見えてきて面白いと思います。



「消費者の見抜く力」を高める事ができれば、うわべの情報に流される人が少なくなり、それが健康業界全体を健全化させ、より良い情報・より良い製品の普及へと繋がっていくと思います。
その為にも、一般消費者からはなかなか見えにくい健康業界の裏側の部分について、業界内部におられる方から聞いた話や、私個人の推測などを交えてご紹介し、賢い消費者作りに貢献していきたいと思います。