「最低でも一試合3つのフォアボールを出せ」
「その代わり三振を7つは取れ」
「こんなノルマを与えてあげたら、藤浪も力みが抜けて・楽しみながら・思いっきり投げられるようになるんじゃないですか」
これは野球のメジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手が、同じくメジャーリーグに移籍してきて大不振に陥っている藤浪晋太郎投手に向けて提案したアドバイスの内容になります。
コントロールが定まらず、ストライクが入らずに失点を重ね続ける藤浪選手は野球界の大先輩やメディアなどから大バッシングを受け、完全に委縮してしまってるように見受けられる状態になっているのですが、そういう時ほど殆どの人は
「これ以上コントロールを乱すな」
「制球力をつけろ」
とミスや失敗を無くすよう注意や叱責をしがちです。
つまりミスや失敗を
●悪いもの
●やってはいけないこと
と罪悪感を持たせるような言い方・指導をするわけですが、それが反って状況をさらに悪化させることはよくあると思います。
それで潰されてしまう人のなんと多いことか・・・・・・。
(僕もそうやったなあ~(ToT)/~~~)
ほんとそんな一方的な指摘の仕方でいいんですかね~。
ミスを徹底的に是正しようとする日本人の真面目な気質は素晴らしいと思うのですが、相手や状況を見て場合によっては温かい見守りだけにするなんてことも必要なんじゃないかなと思います。
しかしダルビッシュ投手のアドバイスはそんな普通の考え方のはるか上をいく
「どうせならミスをノルマにしちゃえ」
という面白いもので、
「こいつに思いっきりチャレンジさせてあげたい」
という愛情を感じれるところがすごく良いですね。
ちょっとこの考え方は普通の人ではなかなか思い浮かびません。
さすが世界最高峰の舞台で活躍し続けられている方の視点ですね。
「失敗もしないで大物になれるか」
「失敗を楽しめるくらいの器になっちゃえ」
的なスケールの大きな発想が僕は何とも好きです。
なにせわたくし小心者ですから( ̄▽ ̄;)
でもそんなこと思ったり言ってくれる人が親や上司や先輩いにたらすごく楽しいし、自分の可能性をより引き出すことが出来る人生に変えていけるような気がしませんか。
そんな粋なアドバイスをしてあげらるような自分にもなってみたいですしね。
・あれ駄目
・これ駄目
・そんなことやるな
・あんなことやるな
みたいな規制ばかりかける考え方ではなくて、ダルビッシュ選手のように失敗をも遊びの感覚で受け入れてしまう心のゆとりと発想を、もっとみんなで持つことが出来たらいいなあ~と思います。