弱さを失うと人は心の優しさも同時に失う

強くなることはないです。
弱い自分に苦しむことが大事なんです。
人間はもともと弱い生き物なんです。
それなのに心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。
強くなるということは鈍くなるということなんです。
痛みに鈍感になるということです。
自分の痛みに鈍感になると他人の痛みにも鈍感になる。
自分を強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり優しさを失う。
いいんですよ。
弱いまんまで。
自分の弱さと向き合い、
それを大事になさい。
人間は弱いままでいいんです。
いつまでも。
弱いものが手を取り合い生きていく社会こそが素晴らしい。

強くならなくったっていいんですよ。
強くなろうとすると人ってね変わるの。
例えば筋トレしてムキムキの体になったら
子供のパンチが効かなくなるように、
心を強くしようとすると
痛みに鈍感になるんですよ。
痛みに鈍感になると他人の痛みにも鈍感になって
「俺強いんじゃないか」って錯覚を起こすの。
自分を強いと思った人間は
他人を傷つけようとするんだよ。
つまりは・・・・
弱さを失うと人は心の優しさも同時に失うってこと。
だから強くならなくていいから
まずは生きる。
弱くても良いから生きるという選択をしてもらいたい。



一つ目のお話は、いかりや長介さんが残された名言を。
(と言ってもドラマでのセリフだそうですが)

二つ目のお話は、泉チャンというYouTubeでプチ法話動画を配信されているお坊さんによる夕張高校卒業式祝辞の一部を抜粋してご紹介させていただきました。

「強く在れ」と言われることはあっても、弱さを肯定してもらえるような話を聞くことは中々ありませんから、個人的にはとても印象に残ったお話だったのですが如何だったでしょうか。

「素晴らしい内容だった」と思っていただけていたら良いのですが。



ー日々是好日とはー
継続の重要性を表す言葉で、今この瞬間を精一杯に生きる。この積み重ねが一日となれば、それは素晴らしい一日になるということ。
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