サプリメントにも「生きてるサプリ」と「死んだサプリ」があります

サプリメントというと、あまり好きではない方が一定数おられることは承知しています。

そこには様々な理由があるのでしょうし、



僕自身も

「できれば食事だけで必要な栄養素が摂れるのがベスト」

とは思っているので、そういった考え方についてもいくらか理解できるのですが、





ただ残念ながら現実問題としてサプリメントでより効率的に栄養を摂っていかないと健康維持が難しい人がいることもまた事実で、とくに僕のように一度大きく体を壊してしまったような人は健康な人の何倍も栄養素が必要となるため、それこそサプリメントの活用を欠かすことができせません。





食事だけでは栄養が足りなさ過ぎて修復が追い付かず、普通に一日を過ごすだけでもしんどくなるものなんです。





ですからサプリメントに対して肯定的でなかったり信じていない方も、こうした事情を持った人も世の中にはたくさんおられることであったり、サプリメントによって助けられたり、サプリメントでないと救うことができない部分があることも少しご理解いただけたらなと思うところです。

ほんとに活用できるのと活用できないのとでは大違いですから。






そんなサプリメントですが、当然のことながら何でもいいというわけではなく、やはり高品質のものでなければ使う意味はありませんし、それどころか反って体に害悪を及ぼすものもあったりします。



そこで表題の件になるわけですが、実はサプリメントには栄養成分が生きているサプリメントと、栄養成分が死んでしまっているサプリメントがあります。






これはどういうことかというと

「栄養が壊されているか壊されていないか」という話で、主に製造過程によって起きる問題

になるのですが、




例えばサプリメントを製造する際、原材料である栄養成分を混ぜたり圧縮したリすることによって栄養成分に熱や圧力が加わることがあります。

しかし栄養素の種類によっては熱や圧力に弱いものがあるため、そのことを考慮した作り方をしないと、製造過程で栄養素が壊れてしまうそうです。

また使用する理由は忘れましたが、アルコールを混ぜるようなケースもよくあるそうなのですが、そのアルコールもいくつかの栄養素を破壊する原因になってしまうようです。



更にこれはかなり上級レベルの話で、サプリメント製造会社の人でも知っているかどうかというような内容になるのですが、

じつは栄養素同士が互いに触れ合うことで化学反応を起こすこともあり、そうしたことを知らずにただ栄養素を混ぜ合わせているだけだと、当初の予定とは全く異なる成分配合の製品が出来上がってしまうそうです。



特に抗酸化力の高いビタミンCなどは注意が必要で、空気はもちろん、ミネラルに触れるだけでも変性してしまう

ということですから、



ウイズのマルチビタミン&ミネラルを作る時などは、

わざわざビタミンCを食物繊維でコーティングし、空気やミネラルに反応しない状態にしてから、最終工程で噴き付けによって添加する

という方法を取っているということでした。







そこまでしないと栄養って簡単に壊れてしまうんですね。







ほかにも栄養成分はチームで働くわけですから、

設計段階で栄養バランスが取れた成分配合になっていないと意味がありません

し、



また書き切れないので今回は詳細は省きますが、

いくらバランスの整った設計になっていたとしても、実際にその通りの配合バランスに製造することはこれまた神業レベルで難しい技術が必要(例えば造粒法など)

で、摂って意味あるサプリメントを作るというのは、想像をはるかに超えた難しさがあるということなんです。




「高品質な成分を沢山入れていればそれだけで良いものが出来る」という、そんな単純なものではないんですね。





それだけに本当に高品質で健康に役立つサプリメントというのは皆さんが思われる以上に少ないわけですが、近年は物価の高騰が続いていますし、ついに軽自動車も300万円を超える(デリカミニのフルオプション)ような時代に突入していて、今後お金はますます大事に使わなければいけない状況になってきています。



そうしたこともあって、サプリメントについても無駄にお金を払ったり損をされないようにしていただきたいと思うことから、このようなお話をしてみました。



専門的でやや難しい話になってしまったかなとは思いますが、少しでも面白い内容だったとか、役に立ったと感じていただける内容であったならと思うのですが如何だったでしょうか。