「世の中便利になるほど良いことばかり」
と思ってましたが、全然そんなことないですね。
たとえば最近の車の修理代。
爆上がりしてるの知ってますか。
安全装備満載で事故が起きにくくなったり運転が楽になった分、ちょっとした故障の修理でもとんでもない高額になってきています。
ヘッドライトの修理は10万円以上が当たり前。
バンパーに至っては、センサー満載のおかげで場合によっては100万円もの修理費がかかる
ケースも出てきているようです。
これ高級車に限った話ではなくて、軽自動車だって最新装備が満載になってきてますから、100万とまではいかなくても、20万~30万くらいかかることも珍しくなくなってきていて、便利さの代償としてとてつもない金銭的リスクがかかってくるようになりました。
やっぱり得るものが大きいほど差し出さなければいけないものも大きくなるということなのでしょうか。
でもちょっと修理代高すぎると思いませんか( ̄▽ ̄;)
さてその「便利になるからと言っていいことばかりではない」というのは運送業界も凄いですよ!!
皆さんは、いまの
●ボタン一つで物が買え、
●それが翌日には届いてしまう
というこのサービスを、とても便利でありがたいものだと感じられてるのではないでしょうか。
僕もアマゾンをよく使うし、郵便局にもお世話になることが多いので大変助かっています。
だけど、それを支える運送サービスを行う側に回ってみてください。
僕は収入が少なくて生活が苦しかった時期に、超過酷なことで有名な「あの伝説の佐川さん」に行ったことがある(なんでもやってるでしょう笑)のですがもう過酷すぎ(ToT)/~~~
時速40キロのベルトコンベアに載って次々に運ばれてくるあのあり得ないくらいの大量の荷物の積み下ろし(特に水がえぐい)をやりまくったら、
●今の世の中の物の溢れ様と、
●すぐ届くという行き過ぎた便利さ
がいかに狂ったものであり、運送業者の方々の犠牲の上に成り立ったものであるかがよく分かりました。
これ運送業界を経験してないとこの程度の簡易な文章ではその壮絶さは伝わらないと思いますが、でもアマゾンなんて出荷業務に携わっている人は倉庫内で年間何名か過労〇していると言われていますからね。(おそらく本当の話じゃないかと僕は思ってます。違ってたらごめんなさい)
現場はほんと異常な状態です。
僕自身もごくわずかな期間ではありましたがそうした現場を実際に経験してきたので、ついつい便利さを追求しすぎる今の世の中の風潮に物申したくなってこんな話をしてみました。
体が大きくなると子供のころの服が着れなくなるのと同様に、一度便利な世の中になってしまうと不便な状態にはもう戻れない
などと言われたりしますが、でもそれもそろそろ考え時ではないでしょうか。
でないときりがないですし、なにより行き過ぎる便利さは必ずどこかに歪みやしわ寄せを生む結果を招いてしまうと思います。
さらにそのしわ寄せは
いつか巡り巡って自分にも反ってくる
でしょうしね。
不便過ぎず便利過ぎず。
利便性も結局のところバランスが一番というのが結論なような気がします。