■朝食を抜いた方が良い
という説と
■朝食は食べた方が良い
という説で迷う人がけっこうおられます。
先日も身近でそんな話題が挙がったので、僕なりの見解を書いてみます。
わりと根拠のある考え方ですので、参考にしてみてください。
結論から言うと、基本的には昼・夜の二回が正解ではないかと思います。
その理由は昔の人の生活スタイルにあります。
そもそも、食事って調理(加熱)しなければ食べ辛いものが多いですよね。
硬かったり雑菌などの問題があったりしますから。
それはいつの時代も同じだと思うんですね。
だけど、火が手軽に使えるようになったのはほんのここ60年ほどの間の話なわけで、それ以前は火を起こすって結構大変な作業だったはずです。
また燃料の確保も大変だったはずですから、安易に火をつけるなんてことはそうそうできなかったことが予想されます。
ですから朝起きて、暗いうちから火を起こして調理して、朝食を用意してたなんてことは非常に考えにくいわけです。
その上で、生で食べれる野菜や果物ならちょっとくらいは食べてた可能性も否定はしませんが、そうは言っても昔は今ほど野菜や果物の収穫量があるわけでもなく、むしろ慢性的に食べ物には困っていたはずですから、そういうことも併せて考えれば、朝食を摂っていた可能性って限りなく低いように思われます。
だから昼・晩の二食が正解なのではないかなという結論に至ったわけです。
これはもちろん一つの仮説を話しているだけであって絶対的な答えというわけではありませんが、一つの正解であることもまた間違いないでしょうし、「こんな考え方もあるんだなあ」ということを知って頂けてたらと思います。
ところで「朝食を摂った方が健康的で良い」という説は、
かの発明王エジソンが
「自分が発明したトースターを売りやすくするために作り上げた嘘の話ではないか?」
という有名な説がありますね。
なんだか洋菓子屋がチョコレートを売るためにバレンタインデーを作った話とよく似ているような気がしますが、健康情報ってきっとそういう商売につなげる為のでたらめな情報で溢れかえってるんでしょうね。
この業界は魑魅魍魎の世界ですから。
だけどそういうのには絶対ひっかかりたくないので、こうした仮説や推測をたてる力を養うことがとても重要であるように思います。
悪知恵に振り回されないようにしたいものです。