モンドセレクションに価値はある?

モンドセレクションとは

食品や飲料などの商品に対して審査を行い、優秀なものには賞を与える

という団体の事です。



審査は一品目につき約15万円の費用がかかり、

賞の種類としては

  • 最高金賞
  • 金賞
  • 銀賞
  • 銅賞
  • 賞なし

となっていますが、驚くべきはその賞の受賞率で、



具体的には2017年の出品数が2965点に対し、賞なしは僅かに274件の8.4%。

受賞については2691件という、実に92%もの製品が何らかの賞を受賞しています。



しかもしかも

最高金賞で約15%

●金賞になると約50%

もの受賞率となっていて、上位二つの賞でおよそ65%も受賞しているというとんでもなくザル?な結果となっています。



ちなみにこのデータはモンドセレクションの公認エージェント公式HPから抜粋しているものなので、正確な数字です。



だからネット上では

モンドセレクションってお金で買う賞ですよね。
価値なんてないんじゃないの

というコメントか飛び交っています。

そりゃこんなバカげた数字が出てきたら、賞の価値や信頼性を疑う人が多く出ても不思議ではないですよね。



モンドセレクション擁護側としては、こうしたバッシングに対して

厳正な審査を行っているから賞なしの場合もある訳で、決してお金を出したら受賞できるものではありません。

というようなコメントを出されているのと、

それに加えてモンドセレクションに審査を依頼しているのは、その殆どが日本企業であるため、高品質なものが多く、その分受賞率が上がっている

という理由もあるそうです。





ですがどうでしょうか。

ネット検索をしても出てきますが、そもそもこのモンドセレクション。





ベルギーに本部があるのに、

ヨーロッパでの知名度はない

という記載がちらほらみられます。



地元で知名度のない賞に、果たして価値や信頼性なんてあるのかな?

「疑い過ぎ」

と言われるかもしれませんが、僕はなんか信用できないなあ~と思ってしまいますね。



しかも応募している企業の殆どが日本企業って・・・・・・。

それ自体がおかし過ぎでは!?



ぶっちゃけ何となく横文字を並べてそれらしい雰囲気を出しつつ、金賞受賞とか最高金賞受賞っていう肩書だけ言っておけばものが売りやすくなるってだけの事で、それを日本企業がみんなで仲良く活用してるだけなんじゃないの?と思ってしまいます。


別にそういう売り方や団体を批判してるわけではないのですが、この賞が製品の品質や信頼性を担保してくれるようなものなのかどうかは知っておきたくて、調べてみてたことを書いてみました。






ところで話は若干変わりますが、以前「野口医療財団」(という名前だったと思います)という団体の認証を受けた商品を使っていたことがあります。(もちろんお金を払って認証を受けていますよ)

というか今も使っているのですが、その商品、かれこれ7~8年前からその野口医療財団の認証を取らなくなりました。



というのも、当初この認証を取得し、製品説明の際にもアピールしていたのは、製品や会社に知名度がなく、信用性もまだまだ乏しかった為です。

知名度も信用性も確立できていない会社は、何かしらの方法でそれらを上げていかないと製品って中々買ってもらえませんからね。

だからこうした認証取得という方法をやむを得ず活用することがあるようです。



そして日本人の場合は、野口英世の名前を冠した認証なら無条件で一定の信頼を得やすいことから、野口財団の認証を取得していたということになります。



しかしこの「野口」の名前を使った健康系の認証団体って、どうやら複数あるらしく、しかも互いが互いの団体を偽物呼ばわりしているというような噂を聞いたことがあります。

それが真実かどうかは分りませんが、こういう話を聞いてしまうと、野口の名前を冠した認証団体もその価値や信頼性についても非常に疑問が出てきますね。

ちゃんとした団体もあるのかもしれませんが、それを確かめるすべは僕ら一般の人間にはありませんから、真相は全くわかりません。



ただ一つ言えることがあり、

僕が今も使っているその野口財団の認証を受けていた製品。

知名度と信用性が高まり、製品の売り上げが安定したことで認証取得をきっぱり辞めているわけですから、その認証がないからと言って何ら問題はないことだけは間違いありません。



それどころか、むしろ「無駄金を使わずに済むようになった」わけですから、認証を外せるようになって万々歳というところでしょうね。



まあこういう経験があるので、「モンドセレクションもどうなのかね~」と思った次第です。