浄水器の浄水データは「ごまかし」が多い!? 信用できるデータの見分け方を教えます

水道水は塩素や配管の破損物を始めとした汚れが多くなったため、絶対に浄水器を取り付けた方が良い

ということが一般的にも浸透し始め、いまや浄水器の取り付けていない人の方が珍しいくらいの状況になってきました。


そんな中で浄水器を販売している各メーカーは、自社製品の浄水性能について当然のことながら「高性能」を謳い、さらにはデータも記載して「いかにも当製品は優秀で安心できる浄水性能がありますよ」と宣伝します。





しかしこのデータ。

一つ疑わしい部分があり、それを確認してからでないとほんとうに安心できる性能があるかどうかが実はわかりません。




要するに

「ごまかし」に近いデータが表示されているかも

しれないんです。




それを知らずに表面上出されているデータをみてもその浄水器の本当の実力が分りませんし、またそれに騙されて「なんちゃって高性能」の製品を高額で買わされてしまう可能性も出てきます。

そういう被害にあわないためにも浄水データのどこが一番重要なのかご案内しますので、それを確認の上、信頼できるメーカー・信頼できる製品を見極めてみてください。


簡単なことですからすぐにわかります。



浄水データで確認すべきポイントは唯一ココ!!

それはズバリ

どの時点で浄水データがとられたか?

というこの一点に尽きます。




どの時点?というのは、

水を何リットル通水したか?

ということです。



浄水器のカートリッジというのは、新しい状態の時ほど浄水性能が高く、通水すればするほど浄水性能が下がっていくものですから、使い始めと使い終わりではその浄水性能が全く異なってきます。

ですから本当に大事なのは使い終わりの際にどのくらいの浄水性能があるかになるわけです。



で、その使い終わりというのは製品ごとに大きく異なっていて、台所用なら概ね2000リットル~6000リットルくらいが使用上限になっているので、各製品ごとの使用上限を通水した時点で浄水性能がどうなっているか。

それがその浄水器の本当の性能ということになりますし、そのデータが優秀かつ安全なレベルを維持出来ていたらいいわけです。




ところが

その使い終わりのデータをちゃんと出しているメーカーがあるのか?

というとそれが非常に怪しいですね。

なぜなら使い終わりのデータを出しているなら、何リットル通水した時点でのデータか?を必ず記載しているはずだからです。



その方が「うちは清廉潔白に行う企業です」とアピールできますからね。




でもそんなことを謳っている、あるいは記載をしているメーカーや製品って見かけることがあるでしょうか?

というと、まあ殆どないんです。

それは恐らく浄水データが悪いか、あるいは平凡なデータしかとれないため、それでは販売につなげられないからだと思います。

そうとしか考えられないですもんね。







でも、それって企業姿勢としてはどうなんでしょうか。






たしかに嘘をついているわけではありませんが、製品を売るためには都合の良いデータだけ見せておいて、都合が悪いデータに関してはそれがどれほど重要性が高いものであっても隠してしまうというのは、社会的責任を負う立場である企業のやることではないと僕は思います。

まあこれは販売メーカーだけの責任ではなく、表示に関する規定を決めている組織にも大いに問題はありますけどね・・・・。




そういえば最近読んだマットレス業界の裏側を暴露した記事にも似たようなことが書いてあったので、どの業界でも製品詳細に関する表示方法については、一般消費者よりも販売メーカーが得をするようなルールにされてるっぽいですね。

どうにも納得いきませんが、それだけに消費者側の見る目を養っていくことが大事だなと思います。



幸いなことにマットレス業界においても、浄水器業界においても、気骨ある誠実なメーカーもちゃんとあって、浄水器に関しては通水量を掲示したうえで浄水性能を記載してるメーカーもあります。

そしてそこまでやってるメーカーってやっぱり性能が良いうえに価格も安いので、ほんとうに消費者にとってありがたく味方になってくれる存在です。

そういう企業こそぜひ大きくなっていって欲しいし、口先が上手いだけの企業はぜひ衰退していって欲しいものです。



上記の浄水性能の見方を参考にして浄水器選びをしていただければそうしたメーカーの後押しになりますし、また浄水器選びの失敗を減らすことにも繋がりますので、ぜひ参考にして色んなメーカーの製品を見てみてください。


各企業の本当の姿も垣間見えて面白いですよ。