「痒み」「痛み」などの炎症を和らげる薬として知られるステロイド剤。
・アトピー
・アレルギー
・自己免疫疾患
・その他etc・・・・・・
などをお持ちの方に広く処方されていることから、誰でも知っている最も有名な薬の一つでもあります。
ところがこのステロイド。
「本来は体の中で作られている天然の免疫制御ホルモン」であることはあまり知られていません。
実は腎臓の上に乗っかっている副腎という臓器で作られています。
しかしそれを知らない人が多いので「外から補給しないといけない」と勘違いされがちなだけで、じっさいには外から補給しなくても体の中で必要な量が十分に作られています。
とはいえ、それでも外からの補給が必要な人がおられるのも事実です。
ですからそういう方は
- ステロイドホルモン産生量が極端に低下している
- 体内環境の悪化により、至る所で炎症が起きていて、常識的なステロイドホルモン量では全く追いつかない
のいずれか、もしくは両方に原因があると考えられます。
逆に言えば
- 副腎のステロイドホルモン産生量を高める
- 体内環境を改善して炎症を減らす
ことができれば、薬としてのステロイドを辞めれる可能性が出てくるということです。
どのような方法を実行すればこの二点を改善できるかは置いておいて、まずはこのことを知っておくだけでも
- 脱ステロイド
- アトピー改善
- アレルギー改善
- 自己免疫疾患の改善
に役立ちますので、ぜひ覚えておかれると良いと思います。
なお補足ですが、副腎で分泌されるステロイドホルモンはDHEAという名称になります。
このDHEAにはステロイドホルモンとしてだけでなく、他にも多くの重要な役割が含まれていて、「人間の修復機能の根幹」と言えるほどの働きが確認されています。
いずれその件についても解説していくつもりですが、良ければまずはご自身で調べてみていただいて、人間の修復機能についてより深くご理解いただければと思います。
副腎とDHEAを学んでおけば、身体だけでなく心の健康まで理解できるようになります。