突然禁止の告示
2018年6月。
タイに於いてほぼ前触れなく、突然「2019年1月よりトランス脂肪酸の輸入を禁止する」と発表されたそうです。
禁止の理由は言うまでもなく健康上の懸念からです。
タイのコンビニから日本製のカップ麺が消える
その輸入禁止令に伴って起こったのが、
「コンビニから日本製のカップ麺が消える」
という現象です。
日本製のカップ麺のほぼ全てに、トランス脂肪酸が使用されていたからだそうです。
ですから今はサッポロ一番もペヤングもカップヌードルもエースコックのワンタンメンもありません。
タイでも「美味しい」と評判だったことから、コンビニからカップ麺が消えたことはタイでも話題になったようです。
なおカップ麺にもいろいろありますが、ある研究者から聞いた話では赤と緑のやつがとくにやばい油が使われているということでした。
ちゃんと根拠もあるのでかなり確かな話だと思います。
とくに要注意の製品ですね。
カップ麺以外にも消えたものが・・・・・・
あとタイのコンビニから消えてしまった食べ物に、ぼんち揚げやレトルトカレーなどもあるようです。
日本ではスーパーでもコンビニでもふつうに見かける商品ですが、トランス脂肪酸の使用が禁止されてしまうと、これらの食べ物も販売不可になってしまうんですね。
そうした他国の施策と日本の規制の違いを知ってしまうと、日本の判断基準の緩さに疑問が湧いてきます。
本当に信用していいものかどうか、よく考える必要がありそうですね。
日本の食品は本当に安全か?
何でもかんでも疑うのは良くないし、日本にも安全な食べ物はたくさんあると思います。
ですがこのトランス脂肪酸の件だけをみても、国内の食品について無条件に安全を信じていい時代はもうすでに終わっていますね。
少なくとも、世界と日本の食に関する安全基準が全く違うことは明白ですし、日本の方が安全性に関する意識レベルが低いことも疑う余地はありません。
それはつまり「もう国や行政に安全をゆだねられる状況ではない」可能性が十分あるということですから、これからは「食の安全と健康は自己責任」と受け止めて、正しい知識の習得と、安全な食品の見極めを行うための健全な自助努力を行う方が得策です。
タイから日本のレトルト食品が一気に消えてしまったことについても、その警鐘と捉えておく方が良いと考えますがいかがでしょうか。