
日洗剤や化粧品のお届けで、いつもご贔屓にしてくださっている造園屋さんのところへお伺いした際に聞かせて頂いたお話なのですが、
その造園屋さんには代々続く資産家のお客様もおられるそうです。
そしてご主人が庭のお手入れでその資産家の方のお宅に伺った際、
「息子さんが新しく車を買い替えられた」
という話を聞かれたそうなのですが、
「こんな資産家の息子さんならどんな高級車を買われたのだろう?」
と思って話を聞いてみたら、なんと購入されたのは軽トラックだったそうです。
確かに安いし使い勝手も良く、また便利なのはわかりますが、お金に余裕がある方であればレクサスやベンツというのが今は一般的です。
だから「どうしてこんなに立派な資産家なのに車の贅沢をしないのか?」ということが疑問になり、家に帰って奥さんとその話をしたところ、
「やはり代々続く資産家の方だからこそ人生良い時だけじゃなく必ず苦しい時が出てくることも知っていて、だから安易に贅沢しないって事なのかなあ」
「病気とか事業の失敗とか思いもよらない出来事も生きていればあるしね」
「今どれだけお金があるかではなく、もし何かあった時でも家族や事業を守れるかといったような長い目で見た視点というものを大事にしていて」
「だからこそ軽トラという実用性に価値を感じられているのかも」
「何代にもわたって繁栄し続けている家系の方々というのは、きっとそういった考え方を受け継がれているんどろうね」
というそんな結論に至ったそうです。
私もその話を聞いてなるほどなあと思いました。
というのも長く続いている会社や資産家の方ほど案外堅実な方が多いということはよく言われていますし、実際私が仕事でお世話になっている会社の社長さん方が正にそうだからです。
決して派手なお金の使い方をされませんし、お金を払う価値があるかどうかという部分をすごく大事にされています。
それだけ会社を経営していく中で順風満帆な時ばかりではなく、様々な苦労や困難を乗り越えてこられたということなのかもしれません。
だからこそお金というものの有り難さも怖さもよく知っておられるのでしょうし、目先の満足よりも将来を見据えた判断を大切にされているのでしょう。
そう考えると今回の軽トラックのお話も単なる車選びの話ではなく、何代にもわたって財産や事業を守り続けてこられた方々の価値観であったり人生観といったものを表しているように感じます。
あるいは何代にもわたって繁栄を続けてきた家系の知恵を垣間見せていただいたということなのかもしれません。
たまには贅沢もしてみたいですが、でもなるべくなら私も軽トラックを選ばれた息子さんのように物事の本質を見られるような感覚を身につけられたらと思います。