栄養やサプリメントについてもまとめている途中です ビタミンB群編

今まとめ中の話は単なる「健康法」や「症状別対処法」というより、「何をもって健康というのか」あるいは「体はどのような仕組みでバランスを保っているのか」といったことになるかなと思います。

そしてその最初の話として、やはりビタミンB群の話は欠かせないと思いますので、必要以上に長文にならないよう要点だけを凝縮してまとめてみました。

ただその分非常に分かりやすい内容になっているとも思いますので、良ければ一度目を通してみてください。

ビタミンB群が不足すると体はどうなるのか

私たちの体は食べたものをそのままエネルギーとして使っているわけではありません。糖質・脂質・タンパク質は、体内で代謝を経てはじめて使える形に変換されます。その過程を支えているのがビタミンB群です。

ビタミンB群は体の中で火を燃やすための「酸素」のような存在です。どれだけ燃やす材料があっても、酸素がなければ火は燃えません。同じようにビタミンB群が不足すると、栄養は入ってきているのにエネルギーとして使えない状態になります。

その結果、疲れやすさやだるさが出やすくなります。またビタミンB群は神経伝達やホルモンの調整にも関わっているため、不足すると集中力の低下、イライラ、気分の落ち込み、眠りの浅さといったメンタル面の不調も起こりやすくなります。

さらに皮膚や粘膜の再生にも関与するため、口内炎や肌荒れが出やすくなり、筋肉の働きも低下して、肌の張りの低下であったり力が入りにくいといったことにつながることもあります。ビタミンB群の不足は一部の症状ではなく、体全体のパフォーマンス低下として現れるのが特徴です。

加えて重要なのはビタミンB群の不足が自律神経やホルモンバランスの乱れにつながり、それが自然治癒力の低下を招くという点です。体は本来傷んだ部分を修復し、異常があれば元に戻そうとする力を持っています。しかしその調整役である自律神経やホルモンの働きが乱れると、回復が追いつかなくなります。その結果病気になりやすくなり、また一度崩れると治りにくくなる状態が生まれやすくなります。

重要なのはこうしたビタミンB群不足が、現代人にとって非常に起こりやすいという点です。これは厚生労働省の国民健康・栄養調査でも、ビタミンB1やB2の摂取量が推奨量に満たない人が少なくないことからも示されています。

その背景には、精製食品や加工食品の増加によって食事に含まれるビタミン量自体が減っていることがあります。さらに糖質やアルコール、ストレスはビタミンB群を大量に消費します。加えて加齢とともに吸収効率も低下します。

つまり私たちは「摂りにくく、消費しやすく、吸収しにくい」という条件が重なった環境の中で生活しているということになります。

こうした環境の中で必要な量のビタミンB群を毎日の食事だけで安定して満たすことは、理屈としては正しくても、現実としてはかなり難しい場面が多いのではないでしょうか。

だからこそビタミンB群については「気にしなくても足りているもの」ではなく、「意識して摂る必要があるもの」と捉えることが大切になります。

もし理由のはっきりしない不調が続いていたり、疲れが抜けにくかったり、気分や体調が不安定だと感じることがあるなら、その背景の一つとして「ビタミンB群が足りていない」という可能性も、少しだけ頭の片隅に置いてみてください。

あなたの病気や体調不良の原因のすべてがそこにあるわけではありませんが、その一端は、意外と身近な「栄養の不足」にあるのかもしれません。